再びの出逢い願って・・・。

今日は1月14日金曜日いつものように、海側へ出て、窓の掃除から一日がはじまる。
午前10時頃、郵便屋さんの赤いバイクがガタンと止まった。
ガチャンと音がした。
今日の第一番目のお客さまだっ
静かにポストの中の手紙を抜いた。
そっと、封を開ける。一文字一文字の心の言葉をかみしめて読んでると、
あの頃の自分にタイムスリップした。
朝から深夜まで働く自分。一年で一番うれしいひとときがある。
お正月に必ず来る人　お盆に必ず来る人　春に来る人　夏に・・忘新年会に来る人・・
あの頃の輝く自分が思い起こされる
15年余りの歳月を加賀屋のおもてなしの真髄に尽くした人生に、12年前に身を引いた。
さよならを言わず・・後にした大切なお客様がいたことを決してわすれてはいなかったです。
いまでも、その気持ちは変わりません。
あの日、偶然にも、ここ“海とオルゴール”でお会い出来たうれしさは、わたしも同じです。
やめてから、はや12年以上もの歳月が経ちました。
一年後とに体重が増えて、太って、ドスコイのからだになりましたが、心はあの時のまま。
手紙を読んで、わたしも、本当に大切なものはなにかを気づかせていただきました。
今年50歳。あと10年。もう10年。ここで、大切なお客様を待ち続けていたいと思っています。






静かな静かな店内に眼下に見下ろす海から、たくさんの生き物たちが集まってきます

空の色も刻一刻と変化して

窓を開けると　生き物たちが　わたしに近づいてきます

冬の午後に月が見えました

上空にはトンビが舞います　ときどきうれしそうにピィーーーーヒョロロ




お別れの際に渡す文字があります　「再びの出逢い願って・・・」逢いとは、「ここで逢ったは百年目」との意味であります

わたしの好きな言葉があります。
　　再びの出逢い願って・・・。
素晴らしい出逢いをありがとうございました。