海とオルゴールBLOG

イルカにあえる海辺のカフェ『 海とオルゴール』さとみママからのお便りです

福井県へいってしまった、すずちゃんイルカ一頭。

2022-06-27 13:58:38 | 海とオルゴールさとみママのつぶやき
最近、さまざまな自然の摂理について立ち止まって考えさせられることがあります。

時には行き止まりになることも。

能登半島珠洲市の地震、そして団体さんのキャンセル、テレビから流れてる映像を見てキャンセル。
やっとコロナが下火になりかけに、能登島、和倉は、揺れてないよ。大丈夫だよ。
伝えたい。

スタッフから福井放送の番組が石川テレビで放送されていたのを観ました。
そのストーリーを話してくれた。

いろんなとこで名前つけられている珠洲ちゃんというお鼻が少し能登島のイルカたちよりも特徴があるオスのイルカです。

4年前の出来事でした。和倉温泉和倉港から出航し。ドルフィンスイム体験にゲスト2名を乗せて、イルカがいないことをスタッフに電話すると、

スタッフは、海とオルゴールのスロープに来て、たくさんお話ししたよー。

えー

急遽、能登島へ移動し曲港から、能登島のイルカたちに会いに行くドルフィンスイムでしたが、その時、違うこの子は能登島のイルカとは違うと一目見て
分かりました。一頭だけ外洋から入ってきた、おそらく群れからはぐれたイルカだろうとその日は思いました。

ここ七尾北湾は少し沖に出ると日本海側の海です。なんらかの流れで様々なイルカが休息のために入り江に入ってくることがあります。

約3か月~半年、記憶が定かではないですが、能登島にいました。一頭だけのはぐれたイルカがいると、能登島のイルカは場所を離れ、その子から離れようとする行動が見られました。
でも、徐々に、距離を保ち、ちょっとづつ仲良くなりそうな時期に、対岸の入り江へ範囲を広めて行きました。

そこは穴水町にある尾伊端造船所付近の海でした。
造船所の方から連絡があり、一頭だけ、ここにおーるぞって。
いつも冬に船をメンテナンスしていただいていることで、情報を寄せていただきました。

すぐに船長と軽トラに二人乗ってむかいました。

 
今日が最初で最後、そっとしてあげることって、心に来ました。
能登島のイルカたちも、一度だけ、富山県の氷見市阿尾海岸へ71日間家族全員が棲みかを・・・
その時に私がとった行動は、いる場所はわかっただけで、それでいい。無事でいることだけで・・・
船長と涙して呆然と海岸でスーミーの背びれを確認し、じっと見つめたのです。
船長が声をかけようともせず、車の助手席に、シートを倒し、自分の顔を見せないように見つめていました。私は船長のその行動が察知しました。
声をかけないでいよう。
能登島大橋・最後に見た場所へ毎日毎日行くんです。
大きな声で「スーミー帰っておいでー----」届くことなんて出来ないけど、叫びました。

私が最初に出会ったはぐれイルカ、今、福井県にいます。なぜ福井まで行ってしまったのか。
最初は能登島にいて穴水町から離れ能登町へ珠洲市へ輪島市へ志賀町へ羽咋市へ、今辿り着いたら福井県へ。
人に危害を加えるまで発展してる放送をwebから見た。福井放送の番組が石川テレビに流されていたのをスタッフが見つけてくれ、リンクを開いたら途中までしか見られなかった。

能登島のイルカは現在21頭います。この21年間で家族が増えました。
何もなく21年間が過ぎましたが、
いままで、たくさんの難問やイルカとのヒストリーは語りつくせまん。
能登島のイルカたちが、能登島の人たちに守られて、ここにいていいんだよって、今、存在する奇跡と不思議があります。
弱いものをカバーすると
私はいじめを受けたこともあります。
おろらくオルゴールのばあばって、寄って集って、
それでも、イルカたちを守ることは継続中です。
人間の欲望だけで、この取り組みと事業をしません。
イルカのリズムに合わせ、私たちはイルカと言う大切な生命体を
これからも守ることを約束します。
安全にイルカウォッチング、ドルフィンスイム安心して行っていることを伝えたい。

イルカたちは、この上ない癒しのパワーそしてハッピーのギフトを届けてくれます。
人間は、水中では限られた時間息が出来ます。
イルカは人間よりも遥かにスタミナもスケールもウエイトも水中の中、そしての能力も違う。
人間をイルカが遊んでくれる仲間って認識したら人間は言葉で違うよ。今ね癒されたいの触れ合いたいの大好きってイルカに言ってもイルカは
何を言っているか理解は出来ないよ。言葉を発せないから伝えたい時に甘噛みします。わんちゃんもにゃんこもそうだね。
嬉しい、楽しい、キャー可愛い、大切だよね。

イルカが好きだからイルカを見たい。欲望だけでその欲望を向けることはせず、イルカの心の中に入り、手を出さず、静かに息を一つにして、
泳ぐ、それがイルカと泳ぐ基本ルールです。

これからシーズン真っ盛り。

海のプロフェッショナルである私たちが伝えたいことは、福井に行ってしまったイルカちゃんを守らなければ熊さんみたいに殺傷されるよ。
なぜ・・・それはね。人間の贅沢だけ、人間がやかましすぎる愛情をおしつけたからです。


 


 
 
 

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