2月28日(土)母の四十九日の法要の日。
昨晩、弟に電話を入れる
「ねぇちゃん(自分)は行かない」。
そう伝えた。複雑な想いの中での決断であった。
行ってどうする。行ってもどうにもならん。
いつもどうりに、ここにいてお客様を待っていることが、
自分らしい生活だと思った。
駆け足のように、去っていった母をいつも探して
・・気がついたら、もういない・・
いつも、わたしは母の変わりになる存在を探していた、
それが自分の居場所だったのかもしれない。
いま・・鵜が海面にあっちからこっちから・・自分の目に映ります
小さな鵜です・・はぐれないように・・はぐれずに・・海にいる鵜
母が眠る、柴山潟にもこの美しい風景が映っているだろうか・・
~絵の具つきたかしさんからのメッセージ~
母の四十九日の法事に行かないことにしたんだね。僕はその方が”さとみさん”の人生らしくて好いや。「ふるさとは遠きにありて思うもの そして悲しくうたふもの」だよ。”さとみさん”の心の母も、遠きにありて思うものだったと思う。「よしやうらぶれて異土の乞食(かたい)となるとても 帰るところにあるまじや ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ そのこころもて 遠きみやこにかへらばや 遠きみやこにかへらばや」 と続く。多分”さとみさん”母子の関係はこういう定めだったと思う。僕に言えるのは――”さとみさん”の人柄は輪島の父とそっくりだということ。母とは似ていなかったんじゃないか。「高沢ろうそく店」の話が出てきたけど、あの家の人達はみんなこの上なく善良。
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いつもどこからともなくわたしと海とオルゴールを支えてくれている
絵の具つきたかしさんからのメールをみなさんにも公開しました。
2月28日(土)営業します