海とオルゴールBLOG

イルカにあえる海辺のカフェ『 海とオルゴール』さとみママからのお便りです

加賀屋の流儀

2006-09-30 19:26:41 | 詩集

先日、加賀屋に勤務する家族が私に「はいこれ!」となにげに渡してくれた
「加賀屋の流儀」
なんじゃこれー こんな分厚いの読まれんわーと普通は読まない

以前勤めていたとこ・・・読まんわけにはいかん
今日で3日目まだ最後まで読むことができないんです

一ページ一ページづつページをめくるたびに 溢れる想いがこみ上げてきて
眠れなくなるんです 15年と言う歳月の一つ一つのドラマが鮮明に
記憶をたどるんです

平成10年6月に退職して 月日は経ちましたが ここにいた自分
が一番輝いていたと思います
輝く為には家族も犠牲にしました 

貧乏 過酷な労働
睡眠時間3時間 泣き叫ぶ子供を置いて
帯を締める 
いろんなことがありました すべてを語るには時間がかかります
先代の女将さんのお写真を目にするだけで
涙がでます 「こどもどうするがやーしっかりしな もっとでっーかいー 木でおらなだめながやぞぉ」
わたしのこころの病を知った上での厳しい一言でした
どんなときもその声は私の心の中で今でも生きています

リピータのお客様が亡くなられた一報を手紙で知る
「どうしても京都へ2泊三日行かせてください」とわがままを言った
ことがあった 
京都へ行ってお客さんの仏壇にありがとうって言いたいんです
その声は会長や女将 支配人にまで通じた
「これを持って行きなさい」
京都行きの切符を会長が用意してくれたことがあとから気がついた

以前私が書き記した「笑顔の向こうはいつもあったかい」に出てくる
お客様のエピソードのお客様(北国新聞社 心にしみるいい話)

どんなに辛くてもまた来る 来てくれる もしわたしがいなかったら
きっとお客様は悲しむだろう
涙で見送った人にもう一度会いたい もてなしたい

今・・・ここで「海とオルゴール」と言う名の
喫茶を開店した 市街地ではなく ここ静かな能登島を選んだ
大自然と共にお客様と共に
最高のもてなしを背中に背負い 精一杯の加賀屋の恩返しを
します そして ここへ来て良かったと帰り また来てくれる
そんなこころからのおもてなしをしたいなぁ

といまあらためて思いました

この本 良かったです お店にも置くことにしました
来週発売します
今後ともよろしくお願いします

恥ずかしいけど
春菜時代の写真とお手紙(宝物)です





PS・・・やっぱり月末はみんな忙しいのかなぁー
 今日は木船にペンキをぬりました
 それから信州の美沙さんが遠路はるばるご来店
 ドライフラワーを作っちゃいました



 春から秋このブログにも登場しました花たちです
 玄関に飾りました


 娘の作文が出てきました

十年後のわたしは、おとなになって、けっこんしないでお母さんと、妹といっしょにくらしてしあわせにくらしていて、わたしは
 どこかのりょかんに、しごとをしてお金をためていえとかをかって、おおがねもちになりたいです。そして、りょかんのおくさんになってせいいっぱいはたらいて、お母さんをらくさせてあげたいです。そして、ボーナスをいっぱい、もらって、お母さんと、妹と、どこかいってきて、お母さんを元気にしさせてあげて、またお母さんのてつだいをしたいです。そして、お母さんがもしも、けがをしたら、かんびょうをしてあげたりお母さんの分まで、仕事をしてせいいっぱいはたらいてお母さんをらくさしてけがもなおしたいです。

            
 
 


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