海とオルゴールBLOG

イルカにあえる海辺のカフェ『 海とオルゴール』さとみママからのお便りです

天国のコースケへ

2012-09-14 21:41:24 | 詩集




平成7年の夏の終わり 次女を連れて 金沢市のゴールデンエンゼル(ペットショップ)へ
日本でも 数あるペットショップの中でも ヨークシャテリア・トイ・プードルのチャンピオン犬を
育て上げるこだわりのペットショップへ・・・
そこに出会ったのが コースケでした 三匹いる子犬の中で 一番元気に
次女が手をさしのべて「おいで・・・」そう呼ぶと次女の手の中に
先にいるヨークシャテリアは当時2歳でした
2頭飼いがその日からはじまりました
子供2人 犬2匹 わたしは朝から晩まで働き 愛犬たちは家族の一員として
子供たちを見守り どんな時も この家に一緒に生活を共にしていました

8月11日午前10時30分 コースケ永眠
二日間の苦しみを耐え 眠るように静かに息を引き取りました
2頭飼いの内のもう1頭のマリアは わたしにすごく懐いていたので
マリアが死んでも コースケはわたしには従わず 懐かず 
最後の最後まで コースケは会いたい家族を待っていました
死ぬ前の日の午後・・・陽だまりの中 家中を見渡し ・・
その姿を見て わたしはコースケに声を掛けました

いろんなことがあったね コースケたくさん助けてもらったね
ほんとにありがとう 

苦しんだり安定したりの波の中 ほんの少しでも側についてあげました
ちょうど和倉温泉花火の時には 長女が羽咋市から駆けつけてきてくれて
長女はずっと側についていました
わたしと孫娘たちは 花火を見ているし 長女は弱っていくコースケの側に
ついていてくれました
帰ってきて長女の顔を見たら ぐしゃぐしゃの顔して・・
きっと泣いていたんだろうな

8月10日は 孫息子と楽しみにしていた学校の行事 立山登山
「僕ね 立山に昇っているときに コースケの事ばかり考えていたよ・・・」
前日に 苦しんでいるコースケを側で見ていて 手で涙を拭い 肩を震わせていた
そうたが 立山の水を水筒に入れて帰ってきた
わたしが看病をしている姿をずっと寝ないで見ていた時間を ふと思う
小皿に入れて あの日いただいた和歌山のみかんの汁
ほんの少し生き延びた 命をつなげてくれたみかん・・・

少しづつ小皿に入れて・・・命をつなげた水
苦しむ姿を見るのが辛くて 深夜外へ出て なんども月を見上げました

最後の日・・・わたしを呼びました 
その瞬間 両腕で抱きかかえました わたしの腕の中で安やかに息を引き取りました
16歳と3ヶ月 コースケ永眠

この一年間 だんだんと老いていく愛犬を見つめました
最後の最後まで 生きることの強さを教わったような気がします

たくさんの方にコースケを可愛がっていただきましたこと心からお礼申し上げます
8月11日 安らかにコースケは天国へいきました
16歳という生涯を強くたくましく生きました
たくさんの生きる喜びを共に楽しむことが出来ました
わたしたちの16年間のたくさんの時間を共に家族としていられたことに
ありがとうを伝えたいです
コースケ ほんとうに ほんとうに ありがとう
ゆっくりやすんでね

天国のコースケへ
ゆっくりやすんでや・・・ありがとうコースケ

孫が書いた手紙


こうちゃんへ
今まで長生きしてくれてありがとう
ねねもこうちゃんみたいに長生きしたいなぁと思っています。
これからも勉強やスポーツにがんばるから みまもってね!
          こうちゃん大好き
              ねねより

こうちゃんのことだいすきだよ
              まい


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