雨過天晴

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Collagically Speaking

2018-06-17 | 音楽

今夜のジャズは期待の一枚。

ロバート・グラスパーを中心とした新しいグループ「R+R=NOW」で『Collagically Speaking

 

 

COLLAGICALLY SPEAKING
BLUEN
BLUEN

 

1.Change Of Tone
2.Awake To You
3.By Design
4.Resting Warrior
5.Needed You Still feat. Omari Hardwick
6.Colors In The Dark
7.The Night In Question feat. Terry Crews
8.Reflect Reprise feat. Stalley
9.HER=NOW feat. Amanda Seales
10.Respond
11.Been On My Mind feat. Amber Navran

Robert Glasper (p,keys(rhodes),vo)
Terrace Martin (sax,vocoder,synth)
Christian Scott (tp)
Derrick Hodge (b)
Taylor Mcferrin (synth,beatbox)
Justin Tyson (ds)

 

 

メンバーは今やジャズというジャンルを超えて活躍中の6名。

グラスパーと共にケンドリック・ラマーの『To Pimp A Butterfly』にも参加したテラス・マーティン。


To Pimp a Butterfly
Aftermath
Aftermath

 

ロバート・グラスパー・エクスペリメントから共演しているデリック・ホッジとジャスティン・タイソン。

私の好きなトランペッターの一人で昨年はジャズ生誕100年を記念して3部作をリリースしたクリスチャン・スコット。

ジャズ・ヴォーカリストとしてグラミーを獲得したボビー・マクファーリンの息子でクラブシーンで活躍中のテイラー・マクファーリン。

綺羅星のメンバーです。

相関図が作成されていました笑

 

 

すごいですね。

アメリカの音楽シーンが凝縮されている感じ。

 

きっかけは昨年のSXSWでこのメンバーでセッションをしたことらしいです。

スカパラも以前参加していますし、一度でいいからいつかSXSWに行ってみたいなぁ。

 

出だしは割と『Brack Radio』からの流れを感じさせる曲が続く印象です。

 

ブラック・レディオ
ロバート・グラスパー
ユニバーサル ミュージック

 

当時は「なんてジャンルのジャズなんだ!」と驚いた次第ですが、もはや現在一つのジャズの姿として君臨していますね。

個人的には5曲目辺りのスコットが活躍しているあたりや後半曲にかけてが、このグループの真骨頂と捉えました。

やはりヒップホップとの融合性は非常に高い。

グラスパー本人はレゲエの要素もあるぜ!と言っているようだけど、それはあまり感じなかったかな。

昔のフュージョンをを感じさせるところとかは、やはりジャズの歴史を踏襲して、これからの若手(彼らも充分若いけど)に新たな道をつけていきたいという強い意志の現れなのかもしれません。

 

 

 

 

 

確かに、以前の驚きよりインパクトが薄れたとは思いますが、それだけじゃないですからね。

いい意味で『Brack Radio』が広がってきてるんだと思う。

あと世論を踏まえて「#ME TOO」的な9曲目があったりと、現在の社会性や政治性も反映するあたりはやっぱりアメリカっぽいなー。

 

本作を引っさげて8月末に来日ツアーがあるらしいです。

大阪にも来てくれるみたい。

ビルボード大阪で今までのグラスパー公演よりもチケットは高いようですが、観に行きたいな。

 

 

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