雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

Conspiracy

2020-09-24 | 音楽
最近ECMの作品を3作入手したのですが、いずれも好みです。
立て続けにするか、時間おいてするか分かりませんが、全てレヴューを残しておきたいな、って思えるほど。

とりあえず今夜はノルウェーのギタリスト テリエ・リピタルで『Conspiracy』。



 
  1. As If The Ghost … Was Me!?
  2. What Was I Thinking
  3. Conspiracy
  4. By His Lonesome
  5. Baby Beautiful
  6. Dawn
Terje Rypdal (el-g)
Ståle Storløkken (key)
Endre Hareide Hallre (b, el-b)
Pål Thowsen (ds, perc)

すべてリプダルのオリジナル。
オスロのレインボー・スタジオで録音され、ECMの総帥マンフレッド・アイヒャーとリプダルの共同プロデュースで制作されています。
約20年ぶりというリプダルに破格の待遇ではないでしょうか。
アイヒャーもそれぐらい楽しみにしていたというのか。

同じくノルウェーからストーレ・ストールロッケン、ポール・トーセン、エンドレ・ハレイド・ハレというメンバーを集め、北欧のエレクトロニカの力を見せつけたい!って感じでしょうか。

しかし楽曲にはそんな怒り肩にギャンギャン演奏する様子はなく、ギターやキーボードから放たれるエレクトロニカで生まれる波を、リズムセクションがどれだけ受け止め、あるいはいなし、逆に強くはないけど耳に残るドラムスやベースが踏み返すか、合わせるか。
そんなやり取りをただただぼーっと聴いてて良しなんです。



私の中でゆらぎというキーワードは同じく北欧デンマークのヤコブ・ブロの専売特許なのですが、彼の揺らぎとはまた違いますよね。
ブロは揺らぎで覆い尽くす、ピプダルは揺らぎを押し込む。
好みでしょうが、どちらもありです。

なかなかECMではない作風ですが、多分アイヒャーは次作も考えているんじゃないかな。


ジャズ
記事一覧


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mermaid117)
2020-09-26 20:25:11
リプダル、昔ききました。
ECM、とにかく好きでした。今もですが。多数持っています。
変わらずジャケ、いいですね。
今夜は北欧でもクラシック、グリーグの曲をFMで聴いています。
アイヒャーはまだお元気なのですね?
返信する
Unknown (umekou)
2020-09-27 23:54:14
@mermaid117 こんばんは。
ECMのジャケセンスは一目置かれていますよね。
ワタシも好きなジャケット多いです。
今はインターネットでFMが聴ける時代ですからありがたいですよね。
北欧となるとDJが何言ってるのか分かりませんが、その国ローカルの曲が聞けるのは嬉しい。
アイヒャーはまだお元気のようですよ。
返信する

コメントを投稿