雨過天晴

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カーティス・フラー 逝去

2021-05-11 | 音楽
昨夜寝る前に往年のジャズ・ジャイアントの一人カーティス・フラーが亡くなったとの一報。




86歳でした。

フラーは昔トロンボーンをやっていたワタシにとってスーパースターでした。
柔らかいトロンボーンの音が、彼にかかるとさらに丸くなり、聴き心地がすごく良い。
リーダー作では名盤中の名盤『Blues-Ette』、サイドメンとしてはジョン・コルトレーンの『Blue Trane』やアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの各作品(ワタシは『Free For All』がイチオシ)でも活躍しました。

 
 
 
ハードバップ時代を代表する一人。

今日は彼のリーダー作から『The Curtis Fuller Jazztet with Benny Golson』を聴いていました。



1.It's All Right With Me
2.Wheatleith Hall 
3.I'll Walk Alone
4.Arabia
5.Judy's Dilemma

Curtis Fuller (tb)
Benny Golson (ts) 
Lee Morgan (tp) 
Wynton Kelly (p) 
Paul Chambers (b) 
Charlie Persip (ds)

コール・ポーターの1曲目、ディジー・ガレスピーの2曲目、ジューリー・スタインの3曲目のカヴァー曲と4・5曲目のオリジナル。
メンバーもものすごい。
個人的にはウィントン・ケリーが参加しているのが何気に大きい。

徹頭徹尾ハードバップ。
フラーとゴルソンのユニゾン。
フラーの丸みを帯びた音とモーガンの鋭角な音の対比。
当時のスターたちのソロ合戦。
もうたまんないです。
4曲目のオリジナルは少し東洋的な雰囲気を醸し出す曲想で、トロンボーンとトランペットはミュートを効かせる憎らしい演出。



昨年チャーリー・パーシップが鬼籍に入り、フラーが亡くなったことでメンバー全員が亡くなってしまいました。

残念ではありますが、彼らの音は今後も残りファンを楽しませてくれます。
ありがたく彼らの栄光を聴き続けたいと思います。

合掌。



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2 コメント

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Unknown (umekou)
2021-05-12 22:04:17
@6x6_2008 こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
ゴルソン節は熱があって叙情的ですね。
今のジャズは今のでカッコいいですが、ゴルソン現役当時のジャズは廃れないですね。
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Unknown (6x6_2008)
2021-05-12 18:54:25
GooBlogから来ました。
そうでしたか。ゴルソンとのハーモニーは見事でしたよね。
いま「Bone & Bari」を聴きながらコメントしています。
今宵、このあとはゴルソンものを聴きたいと思います。
貴重な情報、ありがとうございます。
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