雨過天晴

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そして時々飽きます

Captured Spirits

2020-09-13 | 音楽
久しぶりに新譜のレビューを。
UKジャズからMammal Handsの4作目で『Captured Spirits』。


 
  1. Ithaca
  2. Chaser
  3. Late Bloomer
  4. Versus Shapes
  5. Spiral Stair
  6. Floating World
  7. Riddle
  8. Rhizome
  9. Shoreless
  10. Into Sparks
  11. Little One
Nick Smart (p)
Jesse Barrett (ds, tabla)
Jordan Smart (sax)

前作『Shadow Work』からもう3年近く経つんですね。

これまでにもご紹介したとおり、サックス・ピアノ・ドラムスというベースレスのトリオ構成。
同じUKジャズトリオのGoGo Penguinが基本的なピアノ・トリオなのに対してかなり変則的です。

やはり目立つのはサックスです。
ドラムスとピアノが繰り出すミニマルなリフの上で浮遊するような演奏。
かなり歌心が強く、8曲目あたりはほぼ歌ですね。

4曲目はタブラを用いていて特徴的なリズム。
7曲目も変則的なリズムです。
GoGo Penguinもそうですが、ドラムスが強いと様々なリズムで演奏できますね。

エレクトロニカの使い方が絶妙で、今回はあまり前に押し出してはいないように感じます。
以前はもっと多用していたように思ったのですが。
7曲目とか9曲目のスローとかは効果的に使われています。

ラストのピアノから始まるスローな曲は、ラストに相応しい美しく旋律的な曲で締められます。



3年かかったのも理解できますし、3年分の変化も感じられます。

前回の京都公演に行けなかったので、コロナ騒ぎが終わり次第可及的速やかに来日していただきたい。

ジャズ
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