雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

超ブルーノート入門

2005-01-19 | 
『ブルーノート』と聞くと「青山のJazz聞かせるライブハウスで結構高いところでしょ?」と何にも知らないころの私は思っていました。
ここでの『ブルーノート』とは米国のジャズ・レーベルのことです。ジャズを聴いてるうちに一度はぶつかるレーベルです。

この本ではそのなかでも名盤揃いと評される1500番台にスポットをあてた本になります。筆者はかつてスイングジャーナル誌の編集長であった中山康樹氏。かなり思い切った「言い切り」で書かれているので彼の本は読者の好き嫌いがはっきり分かれると思います。私自身は結構割り切って書かれる方だと思ってて、「そういう見方」もありだろうなと比較的好意的に見ています。

単にアルバム内容を淡々と紹介しただけの本ではなく、ブルーノートが設立された経緯や、創設者のアルフレッド・ライオンのエピソード、ライオンと各アルバムのリーダーとの裏話、その当時のジャズを取り巻く状況など、ブルーノートというレーベルを通してジャズの移り変わりが見えてくる本です。

ここで紹介されているもののうち何枚かのCDはこの本を読んで購入しました。本のエピソードを思い浮かべて曲を聴いてみるのも面白いですよ。