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(株)小室経営コンサルタント 小室秀幸 ブログ

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”変革”

2009-09-15 | 日記
販売士の資格を持っていることからか、販売戦略や営業戦略、マーケティングのコンサル依頼が多いです。もっとも本人も戦略系は大好きです。

経営戦略構築の依頼がある場合はほとんどの中小企業トップの方は”変革”を望んでいます。この”変革”するということは並々ならぬ決意と努力が必要です。組織には「慣性の法則」があり、現状を維持し”変革”に対してかなり激しい組織抵抗を起こします。けれども、それはもっともな事で、組織を維持するための求心力が働いていて組織を外部勢力から守ろうとします。長年にわたって、築き上げた今までの既得権があり組織・組織人は企業でも官庁でも組織抵抗を起こします。

いわゆる総論賛成、各論反対というものです。すさまじい抵抗からかわいらしい抵抗まで様々です。”変革”は基本的に組織内部からは大変難しく、やはり組織外部より”変革”を起こした法がうまくいく事が多いです。そこで私たちコンサルが外部圧力となるわけです。

経営戦略は新しいことへの挑戦なのでリスクを含んでいます。もしリスクを選択しなければ自ら安全を選択することになるので、経営戦略は実施でません。安全は現状維持・何も実行しないということとなります。

あきた企業応援ファンド

2009-09-14 | 日記
秋田県では、あきた企業応援ファンド事業(助成金)の第2回公募を開始します。

【主催】
(財)あきた企業活性化センター

【概要】
秋田県経済の活性化のために、地域資源を活用した創業、県内企業の新商品開発・新役務の開発及び販路拡大等の経営の取組並びに共同研究などの取組を支援します。

【期間】
平成21年10月1日~平成21年11月13日

【助成金額】
中小企業者等支援事業は3つの事業があり300万~1000万、助成率・下限額の条件があります。

詳細は主催者ホームページをご確認ください。
秋田県の地域資源を活用した創業や新規事業が大変取り組みやすくなると思います。


「選択のパラドックス」

2009-09-13 | 日記
お店でもネットでも、ものが溢れています。あらゆるものがいつでもどこでも手に入ります。しかし消費者は常に選択に迫られています。何を買うにしても豊富な種類の中から選ばねば買うことができません。

アメリカの食品スーパーで行われた実験によると、ジャムを24種類並べたブースと6種類並べたブースでは6種類ブースが圧倒的に購入されました。24種類ブースは1.8%、6種類ブースは12%でした。(アイエンガー氏とレッパー氏の研究から)

携帯電話を購入する時、あまりの種類の多さに選択できない人がたくさんいます。こうした現象を「選択のパラッドックス」というそうです。

「選択のパラッドックス」を逆手にとり、販売するお店が「あなたにはこれ!」と商品を決めてあげるのも一つの手です。選択肢が増えるほど消費者が喜ぶとは限りません。




サービスマーケティング

2009-09-12 | 日記
サービスマーケティングは形のない財を対象としています。具体的には飲食、理髪、士業、病院、教育、金融、通信などです。以下4つの特徴があり、その特徴を考慮したマーケティング対応を図らねばなりません。

1 形がない/非有形性
目で見たり触ったりすることができませんので体験型・経験型のマーケティングが必要となります。スポーツクラブや英会話教室等は無料体験を行って効果的な購買説得を行っています。

2 同時性/不可分性
そのサービスを提供する人が必ずその場にいなければなりません。すなわち生産と消費が同時に発生します。サービス時間の短縮や一度に多くの人にサービスを提供することが必要となります。1000円カット(理髪)のような仕組みです。効率性の追求がポイントです。

3 在庫できない/非貯蔵性
生産と消費が同時に行われるため、在庫することができません。非ピーク時の需要の創出や季節料金の導入による需要の調整が必要です。旅館や航空会社は非ピーク時は安く、ピーク時は高い料金設定で対応します。

4 同じでない/非均一性
対応する人でサービスレベルや技術が異なります。なるべく一定にするためにマニュアルの整備や定期的な顧客満足度調査が必要となります。人の指名が発生するのもサービス業の大きな特徴です。

4つの特徴を理解して顧客の期待度を上回るサービスの提供を目指しましょう。

ポジティブ・アクション

2009-09-11 | 日記
昨日は厚生労働省委託事業で㈱ザ・アールが運営するポジティブ・アクション研修へ行ってきました。

ポジティブ・アクションの究極の目的は「企業の成長」にあります。少子高齢化、人口減少で日本社会の労働力確保は真剣に取り組まなければなりません。その中で女性を重要な戦力として育て、活用していくことが重要な課題です。男女の均等な機会及び待遇を実質的に確保していく方向性も望まれます。

そのためには、自主的かつ積極的な「企業・トップマネジメントの意志」「管理職の意志」「女性自身の意志」がそろってはじめて、実現が可能となります。

研修プログラムはポジティブ・アクションの理解、ワークショップ型のディスカッション、取り組み事例を㈱ザ・アールの専属講師工藤みどり先生にわかりやすく講義していただきました。

普段得ることのできない知識を吸収でき大変有意義な研修でした。