先週の日曜日に息子達と妹の子供3人を連れて英彦山に登ったのだが、その
時に私が口ずさんでいた歌を聞いた高1のTクンが‘それジュピターでしょう’
と言うので‘メロディはそうやけど、実はラグビーW杯のテーマ曲のWorld
In Unionなんよ’と応えると不思議そうな顔をしていた。
そこで帰りの車中で第3回ラグビーW杯のオフィシャルCDを流してWorld
In Unionを聴かせると妹のSちゃんと一緒に‘いい歌だね’と感心していた。
World In Unionは91年の第2回ラグビーW杯から大会テーマソングとして
使用されているようだが、個人的には95年の南アフリカ大会中継のOPで流され
ていたので聴きながら‘いい歌だな’と思ってCDを購入し、英語の歌ではあるが
覚えるために嫌というぐらい聴いて歌えるようにしていた。
その後 ジュピターという題名で平原綾香が03年から歌い始めたので有名に
なったのだが、ラグビーW杯のテーマ曲として使われた方が先だったのだ。
そして第3回大会を題材にしたクリント・イーストウッド監督、モーガン・
フリーマン主演のインビクタス・負けざる者たちのEDでも しっかり使われて
いて訳詩まで出ていたので改めて この歌の素晴らしさを再認識したのだった。
というわけでTクンに その経緯を説明し我が家のHDDにWOWOWでOA
されたインビクタスが収録されている旨を言うと、当然のように‘見たい’と言う
ので月曜日に一緒に見る事にした。
そう第3回大会こそ日本がニュージーランドから17-145という国辱的な
試合をやらかしたものの、開催国の南アフリカにとってはアパルトヘイトの呪縛
から脱却するべく第一歩となった大会で個人的に南アフリカの試合は開幕戦の
オーストラリア戦やSファイナルのフランス戦にファイナルのニュージーランド戦
と生中継をTVにかじりついて見ていたので映画化されたのは感慨もひとしお
だったのだ。
私の何気なく口ずさんだ歌が ここまで進展するとは・・・・と改めて感心するし、
名曲のバックボーンを聞くと更に感慨深いものがあると思うのだった。