やはりユル・ブリンナーはカッコいい

　一昨日BS-hiで荒野の七人がOAされ、これまた何10回と見ているのだが
当然のように見てしまった。

　この作品は主役のユル・ブリンナーだけでなくスティーブ・マックイーン、
チャールズ・ブロンソンにジェームズ・コバーンなどの名優が集結しているの
だが やはり7人のリーダーであるクリスを演じたユル・ブリンナーの存在感が
最も印象に残る。

　最初に見たのは小4ぐらいだったと思うがブリンナーが何で帽子を脱がないのかと思っていたらスキンヘッドだった。
　それにしても眼光鋭い目つきは印象的で亡き母も‘あの目がいい’と言って
いたし、私もそれに影響されたのか好きな俳優の1人になっていた。

　その後ブリンナーを十戒や王様と私などで見たのだが、いずれも存在感の
ある役を演じていて1度見たら忘れられない演技をしていた。
　76年頃にはフジカラー400のCMに出演し‘フジカラー400’と言って手を叩いていたのが友人達の間で流行っていたし、調子に乗って頭を五厘刈りにした
友人が ‘ユル・ブリンナーみたいやろうが’と自慢したのも覚えている。

　素早く手を叩くシーンは荒野の七人でクリスが最年少のチコを仲間に入れ
るかどうかの試験として行っていたシーンのオマージュだと思うのだ。　

　だからフジカラー400でのユル・ブリンナーのポスターが私の部屋に6年
ほど貼られていたのは言うまでもない。

　85年に亡くなっているという事は今年で没後25年という事になる。
　65歳と今なら早死にだったわけで、もう少し活躍する姿を見たかった1人だ。