鵬翔初優勝!やはり試合延期は正解だった

鵬翔PK戦制し初日本一/高校サッカー(日刊スポーツ) - goo ニュース

 大雪による積雪のため延期された全国高校サッカー選手権のファイナルが今日
行われ宮崎代表の鵬翔が京都橘に2度リードを許しながら追いて引き分けPK戦
の末に宮崎県勢初優勝を飾った。


 好守が目まぐるしく入れ替わり互いの持ち味をしっかり出し合ったファイナルに
相応しい試合内容になったのだが、やはり いいピッチコンディションで行われた
からこそで1月14日のような雪が降り積もった中での試合よりはプレーする選手
や観客も見応えがあった事だろう。


 以前からサッカーやラグビーは雨が降ると中止になる野球と違い少々の悪天候
でも強行される事が当たり前で、97年度のファイナルだった東福岡-帝京戦
などは雪が降り積もった中で行われた。


 たしかに これはこれで味わいがあるもののプレーする選手にとっては力を出し
切れないケースが多いし、観客も通常よりは少なくなるのは当然だ。


 それを考えると14日の試合を今日に延期したサッカー協会の英断には拍手を
送りたいと思うし、他の競技が なぜマネできないのか不思議でたまらない。


 高校サッカーは83年度から東京以外は1県1校になったのだが当時は元日に
開会式を行い5日の休養日を挟んで3連戦づつ行っていたのを2回戦から登場
するチームに対するハンデを考慮して大晦日に1回戦、2日と3日に2回戦と
3回戦を行うなど日程を変更してきた。


 そして成人の日に国立が空いていたのでファイナルを8日から移動させSファイ
ナルから90分マッチに変更するなどスケジュール変更を臨機応変にしている
柔軟さは他の競技団体には見られないもの。


 ラグビーは中1日開けて行うが1試合多く戦わないといけないシードから外れた
チームは かなりの不利を囲うし、バレーに至っては3回戦とQファイナルを同じ
日に行うという暴挙がまかり通っている。


 また野球も心あるファンがベスト16最終日とベスト8の間かベスト8とベスト4の
間に休養日を設けた方が・・・という声に対して一切聞く耳を持たずにベスト8を
2日に分けて行うという愚挙を演じて未だに変更する気は無いのを考えると
サッカー協会の運営の素晴らしさが分かる。


 高校スポーツは教育の一環という大義名分で それぞれの競技団体はスケ
ジュールありきの運営をしていてサッカーも短期間に集中して行うのを大義
名分にベスト8までは80分マッチにしているのが いい例だ。


 ただし体力がある高校生とはいえ短期間に詰め込みすぎるスケジュールで
大会を進めるとケガ人が続出したり大会のレベル自体も低くなってしまう。


 だからこそ時代に即した柔軟な運営が大事になるのだがサッカー以外の団体
は以前と同じ価値観で運営しているのが明白で、スケジュールの変更などを
行おうとしないだけだ。


 今回の積雪による延期はスポーツ先進国なら当然の事であり本来なら褒める
事ではないのだが、他の競技団体が選手の事をロクに考えないスケジュール
本位で運営しているのでよく見えるだけという現実がある。


 世界レベルに少しでも追いつくべく競技レベルを上げたければスケジュール
本位ではなく選手本位の運営をしていかなければレベルは絶対に上がらない
だろうし、世界を相手に戦う事はできないと断言できる。

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