開業前に大和製作所さんから、GIS(地理情報システム)とういのか地図上に国勢調査のデータを落としたうちの立地分析の資料をもらいました。
うちから、半径500mに飲食店事業所っていくつあると思います?
半径500mです。
なんと、150もあるんです。
そんなにあるかなあと思うけど、確かに、自分が思い浮かぶだけで、すぐに60は越すし、そう思って注意して、周辺を見てみると存在に気づいてなかった飲食店の
多いこと多いこと。
こりゃあ確かに、150ぐらいはありそうだ。
うちから100m以内だと、500mの5の2乗分の1だから、25分の1の面積だけど、うちを入れたら、6つか7つぐらいはある。
だから、25倍で150は計算が合う。
弁当屋やパン屋、ローソンなんかも入れたら、これらは飲食店事業所に入ってないかもしれないけどもっとライバルが多くなる。
観光通以北は、商圏が違うし、競合関係はないと考えてるけど、徒歩圏に昼食営業してるところが少なくとも50以上はありそうだと思うと、特定のライバルのことを考えるのはあまり意味がないような気がしてきた。
半径500mの昼間人口はたったの1万5000人弱。
この中には家にいる人や弁当を持ってきている人も多いはず。
その中に150も飲食店があってさらに弁当屋やローソンや、事業所登録してない社員食堂や中央や西武などの売りに来る弁当屋なんかがあると思うと、まったく恐ろしい過当競争です。
150の飲食店のうち夜しかやってないところもあるでしょうが、うちのすぐ近くで標本をとると7割ぐらいは昼食営業やってますし、うちの近辺は昼需要の方が手堅そうな地域だから、150のうち100以上は昼食営業をやってると推測してます。
ところで、この昼間人口と飲食店事業所数のバランスは全国的にみて、まったくの普通で特に多いわけではないというのが大和さんの資料に書いてあった所見です。
100人の人口に1件の飲食店がだいたい普通ということで
従業員、その家族、バイトなんかも含めると、飲食店関係者ってむちゃくちゃ多いですね。
この辺は、昼間人口が夜間のほぼ倍なので、昼間人口のほとんどは働いてる人なんでしょう。
じゃあ、100人のうち、6、7割が昼に外食するとして、1件60人ぐらいのお客さんを取らないといけない。
そこに、有名うどん店のような200人ぐらいを吸収するところがあって、喫茶のように、朝から飲み物中心で稼ぐとこもある。
また、自分の家でやってたり、家族労働だったりもある。
そこらから考えると、セルフのうどん店は単価も低めだし、昼しかなかなかお客さんが取れないし、うちは家賃を払って家族労働なしだから、120人は来ないとまともな生活はできそうにないなあという計算が立ちそう。
いろいろ、立地分析をするに、家賃相場から逆算する方法もあれば
人口と事業所数のような国勢調査のデータから適正を求めていく方法もあると思う。
マクドナルドなんかは昔からこんなデータを分析してたから、極めて出店の失敗が少ない企業として知られているらしい。
セブンイレブンも出店の失敗が少ないらしい。
仮に、大学の近くなんかで店を出すと
大学は計3ヶ月ぐらい休みがあるので、
年間を通すとかなりしんどい時期が多いらしい。
大学以外にも事業所などがしっかりあるかの見極めが必要だと思う。