goo blog サービス終了のお知らせ 

うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

お知らせ

2006-03-19 22:14:25 | Weblog
近いうちに、このブログは長期休止するか、閉鎖するかしようと思っています。

はじめはいつかは開業できたらというぐらいで個人的に浮かぶもろもろのことを気軽に書いていました。
ところが、実際に営業するとなると、軽妄なことを書いてきたなあとはずかしく思っております。

また、いつかは開業という当初の目的も達成に近づき、このブログ自体の役割も終わってきたなあと思っていたところです。

今までお世話になった方に何かわたくしでもできることがあるかもしれないと思い、今後、資金に余裕がない状況で開業を予定される方や、今までこんなわたくしの考えにもある程度、共感していただけた方からメールをいただければ、新しいブログを開設したときに、ご連絡させていただくようにしたいと思います。
もちろん、いろいろアドバイスをして下さるという方も歓迎いたします。
udon侍さん他何人かの方からは、メールをいただき、たいへん、参考になるお話を聞かせていただき感謝しております。

たいへん恐れ入りますが、近いうちに内容を全部削除する予定にしておりますので、現在、リンクしていただいてる方には、できましたら外していただけるようお願いいたします。

今まで、いろいろとありがとうございました。

試食会があった。 とWBC

2006-03-19 19:12:08 | Weblog
きのう。
店舗予定地で、試食会が開かれた。
約20名の方に計50玉ぐらいご試食いただきました。
かけと醤油しかやりませんでしたが、社交辞令を織り込んで考えてもなかなか好評だったと思う。

ただ、お昼に列ができたらたいへんだと思った。
しばらくはというより、8月まではあわてふためくと思う。
ああっ!
とか言って物を落としたりもするかも。。。

最後の砦として、茹で時間を間違わないように、せいろに乗せて長く経ったものを出さないようにしようと思う。


関係ないけど、キューバと日本というWBCの決勝の組み合わせは興味深い。
昔のアマオンリーのオリンピックと同じような対戦。
大円(ぶっかけ、釜揚げ、かけすべてのダシがすばらしいと思った。)に行った後で、志度の源内(気鋭の若手職人さんの技が良くみえる。)さんでテレビを見ました。

昔から、広岡さんや森さんが監督だった時代の西武は、残りで全日本を編成するよりもずっと強いと思っていた。
選手の個々の能力の問題でなくて、チームとしての完成度が格段に違って、少々急造チームが合宿をしてもいかんと思ったから。
ドミニカやアメリカの打線は、ちょっと前に3位になったときの巨人の重量打線みたいになったと思う。

実績のある個人を集めたらいいチームになるという安易な考えは、人々の工夫への意欲や将来への希望をそぐものだと思うので、この結果は、意外なとこもあるけどいいことだったと思う。
部分の集合が全体にはならない。。。はず。。。そう思いたい。

これも小ロットと関係がありそう。

野球が量を均して総和を比べるものなら、アメリカやドミニカは勝ちやすいはず、役割や局面・流れで必要なパフォーマンスに変化があるから、ロットの組み合わせで予想外なことが起こるのだと思う。
あと、ピッチャーの出来が大きいというのがもっと大きいかもしれないけど。
ピッチャーのできも、率の問題はあるけど、同じチームを完封するときも序盤KOのときもあるから、小ロットか劣化速度が速いことに近い意味があると言えるかも。

比較して、バスケットボールは、野球やサッカーに比べると、大ロットで各局面が均質の部類だと思う。
女子の日本リーグなんか、昔から、シャンソンと共石(ジャパンエナジー)って決まってたし、最近は日本航空が入ってるけど、やっぱり固定している。

また、長期のリーグ戦も、個々の総和が均質に近づくので、ドミニカやアメリカは有利だと思う。

柔道のような個人種目もチームとしての組み合わせがないので、100連勝とかけっこうあったりする。

うどんの講習で、うどん屋で大事なことは
1番が 原材料(個々の選手)
2番が 技術(チームとしての戦術)
3番が いいものいいサービスを提供しようという心(意欲・執念)

と聞いたことがある。

お金を出していい原材料を揃えて原材料が突出したチームが、そこそこの材料で戦術も心もバランスがとれたチームに敗れたというのは、今回のWBCでは意外と思われたけど、料理店やその他の多くの分野に当てはめたら当たり前のことと思えないでしょうか?

次は、アメリカやドミニカはものすごく前から、準備してくるのでたぶん強いでしょうね。
この結果では、大リーグそのものの市場価値が下がってしまうので、リーグ戦のために出場辞退って人は減ると思う。
大リーグどころか国策的なチームづくりになると思う。

WBCの今後の発展のためにも、野球の普及のためにも今回のことは良かったのかもしれない。。。

それ以上に、なぜ、この結果がうどんジム的におもしろく感じるかというと

アメリカやドミニカは東京や大手スーパーで
うどんジムは、香川という地方や小商店という視点から物を見ることになるので、
アメリカやドミニカのようなスター軍団に勝てないという発想は

地域振興や商店街の活性化など無駄!
有名店で修行をしたり、大きな資本がなければお店をやっても駄目!

というに近い発想と思えるからだと思う。

だいたい、サッカーは長崎の県立国見が強く。
高校駅伝なんか東京や大阪の学校が強かったためしがない。
野球だって、東京代表はときどき強いけど、1回戦負けもすごく多いと思う。

うどんジムは負け惜しみでもなんでもなく、香川が東京にかなわないと、はじめからそういう発想はよぎったことがあまりない。
人口や総生産は勝てないだろうけど、付加価値をつけることや広い意味で生活の質を高めることなどに関してはどうとでもなると思う。
どの分野でも広い平面で正面衝突をしない限り、10倍ぐらいの戦力差がひっくりかえることは多いし、超大国の軍もジャングルでの持久戦や命も惜しまない人たちとの戦争を都合のいいように終わらせることができない。
自衛の民は命がけになることが多い。
この差は経営者が現場で起きる時間のほとんどをお店にかけているところと、みんなが雇われていて、早く帰りたいと思っているところの差に似ていると思う。
大資本にはひとつ、そういう弱いところがある。
だから、ドアマットの掃除も人件費になるし、誰を当番にするかでもめたりもするので、レンタルにせざるを得ないと思う。

古代ローマも第3次ポエニ戦争後は、ローマだけに富をもたらすために支配している遠隔地の維持のための戦争で同盟国の協力のモチベーションを上げることは難しく、反乱に手こずったり、周辺部族に連敗したと聞く。(このことはローマ市民権の恩恵を同盟国の民にも与えることで補おうとしたし、後にグラックスの改革で農地の平等化を図ったことやマリウスの軍制改革で志願兵制度をとることなどで解決を図り、結果的に後のカエサルの軍事力掌握と帝政化につながったと塩野先生の著書には書いてあったと思う。WBC参加のモチベーションを上げられない大リーガーも大リーグという拠って立つ基盤が揺るげばやらざるを得ないという点で似ていると思う。きっと大リーグ側は今後、WBC参加に向けてリーグ戦の方を調整し、参加者や活躍した人に多額の報奨金を出すなど図るのではないでしょうか?)

量は大事だと思うけど、それを問題にしない局面を探すことが大事なんだと思う。
ITや起業に関する規制緩和というのも、そこを大事にすることと関係があったのだと思う。
WBCをそこまで持っていくのは、うどんジムが関係を広げすぎているんでしょうか?