震災直後に、こうこうと電気を点けて営業をしていて、非難を浴びたパチンコ業界。
その後、営業時間の短縮や照明を落としたりしながらの自粛営業。
最近ではほぼ通常通りの営業だと思うが、客の入りはどうなのだろうか。
私自身はパチンコはやらないので、その辺の事情は全然分からない。
私の今の一番の趣味は、釣り。
そして、たま~にやるゴルフ。
この時期は管理釣り場でのトラウトフィッシング。
が、震災発生から、ほぼ20日に亘って、行かなかった。
理由は色々ある。
ガソリンが買えないから、無駄使いできなかった。
原発がどうなるか怖かったので外出はしたくなかった等。
でも、一番の理由は被災して家を失い、家族を失い、飢えや寒さに震えてる多くの人達のことを考えると遊びに行くってのが、どうにも気が引けてしまったからだ。
自分は何も出来ないが、出来ることはやろうと。
それが節電だし、無駄を省く生活をすることだと思った。
震災直後は、その通りだとして、段々と復興が進む中、いつまでもその自粛ムードが続くとどうなるか。
やっぱり、経済は停滞してしまう。
管理釣り場やゴルフ場も閑古鳥が鳴いているし、旅行業界は惨憺たるものだ。
私は外資系航空会社に勤める身なので、その辺の事情が良く分かる。
サマースケジュールに入った所だが、米国サンフランシスコ1便がずっと欠航になったまま。
シアトル線なんか、お客はたったの70人なんてざらだ。
放射能に汚染されたといって、こぞって外国人が逃げだした所に来る物好きがいないのは分かるとして、行く方も少ないのはなぜか?
これも自粛してるせいなのだ。
私は貨物部なので、これは同僚でもあるウチのカミさんから聞いた話。
バンコクへ行くゴルフツアーのオヤジ連中が、チェックインカウンターにて、こう話していたそうだ。
”いやぁ、こんな時期にゴルフなんて、なんか申し訳なくて。”
”ゴルフバッグを隠すようにして自宅を出てきたんだよ。”
言ってる事はとっても良く分かるけど、自粛されたら困る業種、職種の人達がいることも、お忘れなく。
贅沢なレジャーといってもそこで働いて生活がかかっている人達もたくさんいる。
別に無駄を煽るつもりも、必要以上にレジャーに行く必要もないけど、いつもと同じレベルは保ってもらわないと、経済は停滞してしまう。
お金が回らなけりゃ、血液と同じでたちまち日本という全身がおかしくなってしまう。
復興が進めば、やがて復興特需で多少の需要が喚起され、経済が動くだろうが、まだ先の話。
そうなるまでは、節電はするけど、とにかく普段通りの生活を心がけて欲しいものです。
ちなみに、あの池上彰さんもテレビで全く同じことを言ってました。 (^-^
個人が義援金として寄付するのも素晴らしいが、ちょっと贅沢だと思われてるレジャーなんかも、売り上げの一部を寄付するって法人もあればいいと思った。
自分たちが遊んだ金の一部が寄付されてると思えば、少しは後ろめたさも無しに以前と変わりなくレジャーも楽しめると思ったんだけどね。
コレばっかりは企業サイドで考えることだから、こっちから押し付けるわけにはいかないですが・・・・。