tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

大死闘

2005年03月25日 23時37分49秒 | DTP/Web
13日に受けた試験の実技である課題制作がまだ続いている。「えっ、こないだ出来たっていうじゃない~」という言葉が聞かれそうだが、あれは、メインとなるパンフレットが出来ただけで、その制作過程を書いた「制作ガイド」というものを作らなければならない。「要は作り方を書けばいいんだろう」と言われそうだが、料理のレシピとはことなり、シリーズ化した時の、他の目的にも転用できるような内容にしなければならない。これが厄介だ。しかも、一回作った作品を縮小化して使うことが、今回から禁止されたから、なおさら頭を使って説明しなければならない。おまけに今回はPDFの印刷仕様ともいわれるPDF/X1-aでの入稿が条件となる。

つまり、これまでCD-RやMOに移したり、焼いたりしていたデータを、インターネットのメールで送信することも考えなければならない。

第一に、こうしたデータを起こすのは、最新型のソフトやハードを利用しないと少し厄介である。

例えば、多くの印刷会社やデザイン事務所で使われている、QuarkXPressは、PDFを作るのが非常に面倒で、かつ難しく、ほとんど失敗したファイルをつくるパターンが多い。最新型のQuarkXPress6.1や6.5はメニューにPDFの作成があるが、これもあんまり期待できないものらしい。第一、PDF/X1-aに指定するなんて、多分出来ないのではないだろうか。それはイラストレーター8.0にも同様のことが言える。

今度の試験は、プリプレス現場の人々にとっても、非常に苦しい試験となっている。PDF入稿を受け付けているくらい、最新の技術をメインに据えている会社は少ない。

私にしても、この一年半ほどの間読んできた『DTP World』の関連記事を読み返している。自分のところに資料がそろっているから、人より有利だ。

『制作ガイド』の完成は、後少しまで迫っている。締め切りは28日月曜日である。