tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

これって得なの

2005年03月11日 19時47分42秒 | ニュース
今週のいつだったかは忘れたが、朝日新聞の文化欄だったと思うが、三省堂書店が購入時のポイント制を行う店舗を拡大することを書いていた。私が書店に就職する直前、こうしたポイント制の導入に対して業界が慎重であることを新聞で書いていた。あれからそう長くは経っていないから、書店業界に相当な危機感が流れていることがわかる。
さて、ポイント制とはポイントがたまると、その点数に応じて割引が利くというシステムだから、買う方に取ってみれば自覚していないけど、その都度買う一冊一冊の値段をおまけしてくれていることになる。本当に自覚していないが。
しかし、書店業界には再販禁止という制度があって、文化を伝えるものは一切の値引きを行わないという制度が存在するがゆえに、本自体が安くなることはない。一部の商品を除くが・・・。

ところで私は、専門書の大部分を本屋ではなく、古本屋で買うことにしている。こまめに回っていればほとんど必ず手に入るものである。本棚の大部分は古本屋購入品だ。この傾向は本屋を退職してこの方特にひどくなった。
しかし、雑誌となると、そうも行かず本屋で購入することになる。例の再販禁止とやらで、一向に安くない=得ではないので、これもシャクに触るから、金券ショップで図書券を購入してから買うことにしている。微々たる物だが、やらないよりましである。安ければ、500円の図書券が477円で手に入る。
さてパソコン雑誌となると、最近では大きな電気屋でも取り扱っている。ここでは現金ならば、3%のポイントを付けてくれる。一度計算してみたら、金券ショップ購入時の割引率が若干よかった。でも大して変わるものではないから、図書券を買いに行く時間がないときは、ここを利用している。
さて件の書店ポイント制だが、その詳細は以下のようなものである。

ポイントサービス (三省堂ホームページより転記)
ポイントは店舗でのお求めいただいた書籍・雑誌1冊につき3ポイントを進呈(金額に対してではありません)。
1ポイントは3円の換算となりますので、1冊9円相当のポイントとなります。
ポイントに応じて毎年5月と11月に次の景品と交換していただくことができます。
・商品引き換え券、クレジットカードポイントへの変換(VISA/JCB/UC)

ちなみにインターネットでの購入には適用されない。ポイントの交換時期も固定されていて使いにくそうである。まあもともとたくさんたまるものではないから、これでいいか。
さてガンダムエースの定価は580円、どの本に対しても9円分のポイントだから、1.5%である。
別の本、例えばDTPWORLDならば、1280円だから、0.7%である。

あかん、沈黙しよう。

Illustrator Photoshop応用講座終講!

2005年03月11日 00時24分20秒 | DTP/Web
少し報告が遅れたが、月曜日の夜に受講していた「Illustrator Photoshop応用講座」が終講した。

これは私が在籍していた専門学校の特別授業みたいな位置づけで開講していた講座で、本来の正規の講座という位置づけではない。どのような内容で行われているのかについては、下のテーブル(表)を見てほしい。
また詳しく知りたい方は、このブログでは商業的な宣伝活動を控えるようにとの規定があるので、恩師のホームページ受講案内を参照してほしい。
Adobe Illustrator Adobe Illustratorツールとパレットを自在に操ろう!
プロ仕様ショートカットキーを使いこなして
絵が描けなくても、Adobe Illustratorがたのしくなる!
Adobe Photoshop Adobe Photshopを簡単!遊んで学ぼう!
選択ツールとレイヤー使いこなし術伝授!
お絵描きソフトとしてのAdobe Photoshop
Adobe Illustrator Adobe Illustratorの面白い機能
シンボルスプレーツール、パスファインダ等々
ツールとコマンドを、たのしく使いこなそう!
Adobe Photoshop 難解とされている解像度のツボを押さえよう!
Adobe Photoshopの疑問総ざらえ!悩み解消!
試行錯誤するよろこびをたのしもう!
Adobe Illustrator 正確なロゴタイプやマークの制作方法を学ぶ
どんなマニュアル本からも学べないペンツールの極意!
平面から立体までイラスト小品制作で自信をつけよう!
Adobe Photoshop 画像合成を意のままに楽しめるようになろう!
レイヤー、チャンネルを存分に使い慣れよう
複雑かつ巧みな画像合成の仕組みを手にしよう!
Adobe Illustrator Adobe Photoshop連携作業 スキャニングからテンプレートへ
Adobe IllustratorからAdobe Photoshopへ
各種高度なテクニックを使ってみよう

恩師にはもともと鉛筆を使ってスケッチブックに書くようなデザインの基礎を習った。もちろん、パソコンを使ったDTP制作をこの業界でも早くから取り入れた人だから、その技術はプロの頂点を行く人だ。ほとんどソフトの解説書がなかった時代、彼らの参考書は英文で書かれたものだったそうだ。だから技術的な視点が少し違う。それに、背後には哲学がある。頑固な職人ではない別な風格さえもある。これが私個人、気に入って受講している。ただ技術を習っているだけではないのだ。

私の通っていた専門学校は通常の制作技術をメインとして教えるところだった。通常の制作技術と言ってもこれが難しいのである。だから通ってすぐに使いこなすとなるとかなり難しいところがある。これを基本とすると、この基本についていけない人はけっこう多いから、応用講座の受講はもっと難しいことになる。

他の専門学校では、別にこうした応用講座が設置されているところもある。しかし、それらはマニュアル化されていて、完全に基本と応用を区別している体制が出来上がっているのだ。だとすると私の通った専門学校は、メインの講座の中に応用的な技術を盛り込んだ講座内容であったと思う。
では、そのIllustrator Photoshopの応用とは何であるのか。別にハイレベルなことを行うのではない。まず応用、すなわち使いこなすには、それぞれのソフトのツールやメニューについて知っておかなければならない。よくソフトの紹介で、「もう一個人が使いこなすには無理なくらいの機能が搭載されている。」などという文句を見る。あれは半分ホントで半分ウソである。というのも、私が一番信頼でき、なおかつ情報が満載された解説書として、宮川千春ほか『Illustrator Fan』毎日コミュニケーションズ 2002 があるが、あれでも410ページである。多いと思うかも知れない。しかし、ペンツールの使い方やオブジェクトの書き方など、個人個人が既に知っている情報をここから割愛していくと、おそらく全く新しく覚えなければならない情報は、個人差こそあれ、かなり少なくなっていくと思われる。つまり、Illustratorの全機能を知ることは、簡単ではないが、それほど難しいことではないのである。

次に重要なのは、個々の機能を知り得た上で、それらを組み合わせて描画することである。実際には、こちらの方が数段難しい。

さて、受講の感想だが、難しいことを習ったと思う。
私自身Illustaratorの機能についてはすべてとは言い切れないが、ある程度知っていて、それを実際の仕事で活かしていた。しかし、今回様々な作品を作ることによって、また別な発見があった。特にペンツールの使い方であるが、これは適当な位置でクリックして置くということが、ペンツールを使いこなせるという考え方の基礎にもなっているが、実際には、少ないクリックで線を描く方法を習った。Photoshopについては、DTPの現場では、せいぜい写真を補正するくらいの使い方しか使われておらず、その機能の大部分については、苦手意識を持つ人が非常に多いのだが、今回、Illustrator並みの描画から写真合成の基本まで習ったことが最大の収穫だった。

さらに上級の次があれば・・・・ぜひ行ってみたい。