見ていて本当に差を感じていた。就任以来最悪となる4失点を喫しての大敗後、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は、素直にチームの現状を認めたのだ。「2年後のワールドカップ優勝を大々的に宣言できるかと言えば、そうではないと思うし、2年後にトップレベルに食い込んでいるかと聞かれれば、そう言い切れないところはある」12日にフランス相手に初勝利を挙げていただけに落胆や夢から覚まされたと思われがちだが、結果だけにとらわれると、実情を見落とすことになる。今回、日本はザッケローニ監督が「別次元のチーム」や「スペインと同様に世界(のトップ)を走っているチーム」と称したブラジルに打ち合いを挑んでいる。フランス戦とは異なり、序盤から日本のリズムでパスを繋げることができ、シュートチャンスも作り出した。12分にパウリーニョの素晴らしいミドルシュートで先制を許した後も、守備に軸足を置くことなく攻めの姿勢を崩すことはなかった。反面、カウンターから度々ピンチを招き、結果的に2006年のワールドカップで同じブラジルに1-4で敗れて以来の大敗を喫している。まあー進歩がないかのかも知れない。
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