面白い書き込みだ。このたび古巣マイクロソフトへ舞い戻ってきたジェームズ・ウィテカー氏(James Whittaker)がこのたび、自身のブログで「私がグーグルを去った理由」と題して書き込み、「最後の3カ月は絶望の嵐だった」と心情を吐露した。
エンジニアにとって自由な社風に惹かれて、2009年にグーグルに移籍したウィテカー氏。「みなさんが知りたがっているので、ここで言いましょう。ただ事前に断っておくけど、ドロドロとした人間関係のドラマはありませんよ」と切り出したが、環境の変化や首脳陣批判にまで発展した。
「グーグルに残るのは簡単な決断ではなかったし、最後の3カ月間は、絶望の嵐でした。わたしが知っているグーグルは、情熱的で、従業員に革新する権限が与えられる技術の会社でした。しかし、わたしが去ったグーグルは、一つのことが義務付けられた広告会社になっていました。グーグルが広告会社だと仮定しても、過去3年間は、それが唯一の価値だとは感じませんでした」
次々と技術開発やM&Aを進めて行き、インターネット界の巨人の地位を築き上げたグーグル。それが、ある会社の台頭によって、変わるのだという。ある会社とは世界最大のSNSフェースブックで、「グーグルの革新的なマシンが息詰まってきてから、ラリー・ペイジは間違った命令を下しました。すべてソーシャルでなければならない、と企業の使命を位置付けてしまったことです。それがグーグル+。検索エンジン、アンドロイド、ユーチューブもソーシャルでなければならないと」と、ソーシャル化を迫られてしまったのだ。そのフェースブックも3月末に大きく変わる。これが変化なのか
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