隠蔽は変わらないのだろうか?政府は21日、香港の活動家が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の魚釣島に上陸した際に海上保安庁が撮影したビデオについて、活動家が海保の巡視船にれんがを投げつける様子などの部分的な公開にとどめる方針を固めた。身柄確保までの一部始終を明かせば今後の警備活動に影響が出かねないとの判断だが、香港の地元テレビ局はすでに海保との攻防を詳しく放映しており、政府の対応が再び後手に回る可能性もある。平成22年9月の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件では、政府がいったん「非公開」とした衝突映像を、野党の反発を受け衆参両院の予算委理事らに一部公開したが、不満を抱いた海保職員がほぼ全容をインターネットに流出させた。
今回の公開方法はまだ決まっていないものの、政府は「2年前の事件も踏まえた対応を考えている」(政府高官)としており、報道機関を通じて広く国民に公開する方法も検討している。ただ、映像の内容については「逮捕のための捕捉手法が明らかになる」(藤村修官房長官)との理由から、活動家が巡視船にれんがやボルトを投げつける部分などを中心に編集される方向だが何を言っているのか真実は一つ
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