新ポスティングシステムは、実質的に日本の球団の「希望額制」になるが、入札金の上限は２０００万ドル

さて楽天はマー君を出すのか？日本野球機構と大リーグ機構の間で協議を続けてきた新ポスティングシステムの締結が、日米同時に正式発表される。ＮＰＢの井原敦事務局長は９日、「事務局間での調整は終わった。後は機関決定を待つ」と説明。１０日にもＭＬＢのセリグ・コミッショナーらから正式に承認が得られれば、新制度が事実上発効する。新制度は既に基本合意に達しており、協定の条文など、細部を詰めていた。紆余（うよ）曲折を経て出来上がった新制度は、実質的に日本の球団の「希望額制」になる。入札金の上限は２０００万ドル（約２０億円）。旧制度では入札額を米球団が決めていたが、日本の球団は上限までの範囲内で希望額を設定、ＭＬＢ３０球団に告知する。希望額に応じられる球団が複数あった場合、選手はそのすべての球団と交渉が可能となるが、選手にとっては、いいが球団のもくろみは