つきのこ的徒然日記

見たこと感じたことを徒然なるままに。
わがまま自由気ままにゆったりと・・・。

元気になれそう!

2018-02-19 10:28:29 | 能・狂言
1週間前、大阪日帰り(✈)でお能「隅田川」を拝見してきました。

久しぶりの大阪・大槻能楽堂。


友枝さんの「隅田川」は今回で3,4回目になるかしら?

狂女物のなかで珍しく悲劇で終わる「隅田川」は世阿弥の息子元雅の作。


行方不明の息子を探し、都から東国の隅田川まで来た狂女。
乗せようとしない渡し守は哀れに思い、乗船を許す。

(ここらへんで携帯着信音が鳴り響く!
主催者側は開演直後まで、マナーモードにしないで
とにかく携帯の電源をお切りくださいと口頭とプラカードまで出して
お願いしてたのにね~。)

渡し守から人買いに連れられてきた子どもが病死の話を聞くうち、
それが我が子とであることを知り、泣き伏してしまう。
奇しくも今日は命日で、回向が行われている。
下船後、渡し守に案内してもらい、一同に混じって念仏を唱える母。
すると子どもの声が聞こえ、姿が幻のように現れる。

(この子方の登場で父世阿弥と対立した話は結構有名ですね。)

母は歩み寄ろうとするが叶わず、その姿は夜明けとともに消え失せる。

(最後のシオリ留あと、しばらく杉さんの笛の音が静かに続いた。
母はこの音色を背で受け止め、ゆっくりと橋掛かりを歩き、そして揚幕と消えていった。
狂女の象徴である笹はもう持っていなかった。)






生きる力を充電しました!元気になれそうです!


終演後は難波で姉と待ち合わせ。久しぶりの再会を喜んで
大阪名物お好み焼きをいただきました。











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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ば~ば)
2018-02-19 12:19:35
いい作品、上手い仕手、静かな中にも芳醇な時

なのに携帯着メロ?、なんと台無しな

それでも、充分に堪能されたようで、それが活力になりますね
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Unknown (つきのこ)
2018-02-20 07:56:07
ば~ばさま
おはようございます。

しばらく極貧生活が続きますが
それでも大好きな友枝さんのお能は
拝見し続けたいです。
本当に元気になるのです!

主催側は直前までしつこく携帯電源切りを
お願いしていたのに残念でした。


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