つきのこ的徒然日記

見たこと感じたことを徒然なるままに。
わがまま自由気ままにゆったりと・・・。

「日本の庭 ことはじめ」

2008-12-17 10:28:32 | 読書


  

  




「日本の庭 ことはじめ」岡田憲久著 TOTO出版

久しぶりに面白い本に出会いました。
わりと重量感のある単行本ですが、
バックに入れて電車の中で読むことが多かったです。
唯一ゆっくり読書できるのです。

写真が多い事もありますが、この本はどのページからでも入っていけるし、
悪くなった私の左眼にはとても優しい本でした。
樹々の緑が多いせいもあるかなぁ・・・?

もともと子供の頃から、苔むした石や木・池を見ることが
大好きだったこともあり、わくわくしながら読みました。

日本庭園は西洋庭園とは異なり、
自然風景式庭園だと著者は唱えているが、全くその通りだと思う。
生きている自然を取り込んでいるため、空間そのものが自然となりうるのです。

日本には四季があることや、
大昔から万物に神仏が宿っているという信仰もあり、
日本人の庭作りには自然への「畏敬の念」が感じられます
そのことが充分に伝わってくる本でした。

実際足を運んだ庭園は少ないですが、この本に掲載されている
庭園をゆっくりとまわって見たいものです。