18歳から投票権が得られるようになりました。
まずは、若い人の1票が政治に反映されるのは、良いことかもしれません。
「かもしれない」というのは、18歳は未成年でもあり、親の言いなりにされることもあり、本人の意思が保障されるかどうか、微妙なところがあるような気がするからです。もちろん、自分の考えを持っている、しっかりした18歳以上の未成年の方もおられると思います。
それと、親が熱心な政党の信者であれば、自分の子どもに同じ政党に投票するように説得することが考えられます。すると、元々熱心な信者を多く持っている政党ほど、票が入るということになります。それと反対に、選挙に行かないような親の子は、そもそも親から選挙に行くよう声も掛けられもしないことが考えられたりします。
いずれにしても、18歳以上選挙は、投票に行ったり、行かなかったりするような人たちが、たくさん投票に行くようになり、投票率が底上げされるようなことにならなければ、既存の大きな政党が有利になるばかりの制度ではないかとも考えられます。
そのあたりのトリック、レトリックの部分を見抜いて、普段、選挙に行かないような人たちも、なぜこういう状況になっているのかを考えて、投票に行こうという思いになるようにと願っています。