鶴沢剣友会

千葉市立鶴沢小学校体育館にて稽古を行う"鶴沢剣友会"日々の模様

時が隔てようとも~7月に思う~

2023-07-13 21:07:16 | 剣道
水・金の夜、欠かさず体育館に詰めていると
時折、事前の連絡なく
OB達の訪問を受けることがあります

「お帰り~よく帰って来たね」
社会人・高校生となった彼ら

竹刀を納めて、今は他の競技に注力する者
剣道を再開したいが、環境が整わない者と様々

近況を語り、また尽きぬ思い出話・・・
そんな時は会話に夢中になるあまり
画像の記録を怠りがちです

6月最後の稽古終了間際には
嘗て年少者の指導で長く活躍してくれた指導者が
関西から来葉、目と目で交わす言葉
ほんの僅かの時間でしたが、久しぶりの親交を楽しみました

距離や時を隔てても鶴沢に思いを寄せてくれる
そんな大切な仲間の存在に支えられています


そして7月に入りました
この月には特別な思い入れがあります
以下は問わず語りにつきお目こぼし下さい

子供と共に初めて鶴沢の体育館にやって来たのは
平成6年7月
当時は鍵当番・お茶当番、会計などの役員制度があり
当初から会の運営に関わることとなりました
子供の卒業と共に親も役割を終えるのが通例のところ

なぜか一人残った私
元会長の意気に触れたこと
平成の初頭に会員数2名”市内最小最弱”だった
鶴沢剣友会に寄り添っていたかったからでしょうか

何とか会員数を増やしたい…が妙案は浮かばず
稀に子供の数は揃った時期には指導陣が不安定になる
もはやこれまでと天を仰いだこと数回


そんな折、テレビの番組が目が留まりました
地道な活動を続けるも国内では評価に至らなかった芸術家が
欧州に渡り、かの地で誰もが知る存在になったとのこと


洞窟様のアトリエで日本からの取材を受けた
件の芸術家
「石の上にも三年と言うことわざがあるでしょう? あれは嘘です」
「正しくは石の上にも三十年です」と決然と言い放ちました

”石の上にも三十年”がストンと胸に落ちました
以来、多くを望まず足元のみを見て歩んで来ました

満願の来年、私の目に映るのは希望か落胆か
愚かな事務局の格闘は続きます

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