調子こいてます!ご容赦を。
日曜日、午後七時半。白黒テレビの時代です。三歳になる前の頃です。
「おばけのQ太郎」は楽しみな番組でした。
祖母の膝で座って見ました。
ですが、その前の番組が大嫌いでした。
「ウルトラQ」です。怪獣や怪人がまだ偽物と区別がつかなかったのか、あのオープニングの音楽を聞くだけで大泣きの酔漢でした。
いつもですと、七時のNHKニュースを見てからの「オバQ」なのですが、この日は何故か、父が遅い帰りでしたので、何かしら「歌番組」を見ていたのです。ですから、早めにチャンネルを変えようとした祖母だったのかと思います。
「んで、オバQかけてやかっら」と祖母。テレビの前でチャンネルを「ガッチャ、ガッチャ」(それにしても、リモコンや選局ボタンなんてなかった時代です。チャンネルを廻すのに、大きな音がしておりました)と廻し始めました。
酔漢は「オバQ」が見られると思っていたわけですから(時間の感覚、概念なんてなかったんだろうなぁ)そりゃ、テレビから登場する「Q太郎」を楽しみに待っていたのです。
ですが!
チャンネルを止めた瞬間登場いたしましたのが。しかも、尤もタイミングの良過ぎる場面での、最高のロケーション!
山を超えての大きな叫び!怪獣が吠えている場面がアップ!
しかも、口から何か吐き出しております。
酔漢は思わず目がテン!そして「わーーーーんん」と泣き出しました。
その怪獣が「ペギラ」だと知ったのは後ほどですが、今でもしっかり記憶が残っております。祖母はもっと驚いたんだと思うし、一緒に住んでおりました叔母も台所からすっ飛んできましたから、相当な声で泣いたんだと思います。
しばらく、夢に出てきておりました。
怪獣を冷静に見ることが出来るようになったのは、暫くしてからですが、「ウルトラQ」は、再放送で見た記憶が多いのです。
その「ウルトラQ」ですが、怪獣をやっつけるのに人間が英知を絞るわけです。
そして、その怪獣を生み出すのも人間の心の中と言った感じでしょうか。宇宙人来襲的なストーリー「ガラダマ」=「ガラモン」とかいるわけですが、怪獣を操る通信機兼隕石をアルミホイルで包み込む。これだけで異星人の作ったロボット怪獣をやっつけることができるわけです。「博士」ってスゴイ!と思いますよね。
蔵王ロープウェイに乗っておりまして、あの山の森の中から大猿が出てきたら「なんじょすっぺ」って思いながら乗っておりましたし、塩竈仲卸市場へ行ったとき、あの蛸が大きくなって「人さぁおそったらっしゃ。何じょすっぺ!」(スダール)って思うのです。
代ケ崎で釣りをしておりました父です。ある日「エイ」を釣ってきまして、「『ボスタング』だべ!」って思ったものです。
「鳥を見た」では「ラルゲユウス」のシルエットが巨大化する場面、そして上空を飛行するときの映像が「ラドン」が福岡(だったと思うのですが)を壊す場面等がそのまま使われておりました。酔漢、後になって気づくのですがあの大風で屋根の瓦がとんでいく場面。瓦が一枚一枚バラバラに剥がれていくのです。どうやって撮影したのでしょう。これすごいです。いつも思うのですが、「ウルトラQ」に最終回があったのでしょうか?
この幼児の頃の酔漢を恐怖に陥れた「ウルトラQ」の世界を「ウルトラマン」が救ってくれました。
「怪獣はこの世に存在しない」と理屈で解って来るのですが、どうしても、画面にくぎ付で見入ってしまいました。
「ウルトラマン」の放映開始も我が家は白黒テレビでした。
「ウルトラマンのカラータイマーが青から赤に変わった」という解説がなければ、色を想像出来ません。ビートルの色もわからないし、でも白黒で十分楽しんでおりました。
お隣が「カラーテレビ」になりまして。
「酔漢ちゃんうちさテレビみさぁ来たらいいっちゃ!」とのお誘いです。
母は晩御飯の弁当をこさえてくれました。
弁当持参で隣りの家に「ウルトラマン」をみさぁ行ったわけです。
「オープニングに色がついているっぅぅぅ!」
そして、「スペシウム光線って青だった!赤だとばっかし思ってたったっちゃ!」
など、弁当も忘れて見入っておりました。たしか「ペスター」だったと思います。
「ウルトラマン」が指先から水を出してコンビナートを消火するといった場面でした。
翌日、幼稚園では、そのマネでもって水道が混雑いたしました。
「酔漢は幼稚園でなんじょしてんだべ?」
と覗きに来ました酔漢母でございます。
丁度休み時間中、お決まりの怪獣ごっこ(じゃんけんで負けた奴が怪獣役)の真っ最中でして、酔漢が幼稚園のスモッグを頭からかぶって「ジャミラ」をしております。
解説→スモッグのボタンを少し外して頭へ袖を通したままかぶります肩の部分がなくなり、頭から直接腕がでるような恰好になります。そして顔を出しておれば「ジャミラ」の出来上がりとなります。
「ガー」だとか「ギャー」とか変な恰好して園内を歩き回っているのですから、母はショックを受けた様子で翌日の連絡帳にその「悩み」を書いておりました。
まったく、これが大事なんでしょ!と酔漢は思うのです・・・が。
「ジャミラは人間なんだ」イデ隊員の言葉が重かった作品です。
麒麟ビールを愛飲しておりました酔漢父です。「ドドンゴ」を見て「おっ!ビール怪獣だ」と妙にに感動しておりました。この時間だけは「巨人戦」を譲ってくれておりました。
土管があると怪獣の絵をチョークでいたずら書きをして、「本当に怪獣になったら(これまた)なんじょすっぺ」と夜寝られなくなり、「高原竜ヒドラ」をみて交通事故はやはり怖いな、と思ったりしておりました。
「アラシ隊員」の持っている「スパイダーショット」は「イデ隊員」の傑作です。
この玩具が「タンヨ」で売っておりまして、お年玉で買いました。スプレーのカセットが中に入っております。(今風では卓上カセットコンロのような作りです)トリガーを引きますと「泡」が出るしくみでした。敵は「毛虫」。
わざわざ「毛虫」を探しに、近くの裏山へまいります。
ところが「毛虫」にやられたのか、発疹が出まして幼稚園を休みました。
「酔漢なんじょしたんだ?」と園長先生。
「怪獣さぁやられたのっしゃ」
先生ポカーン。
「セブン」は巨大怪獣が出てこない時は(実は)「つまらない」と思っておりましたが、その登場するメカがこれまた洗練されておりまして「スゲェェ」の連発でした。
山が割れてのウルトラホーク1号の発射場面。英語のアナウンスが聞こえてきます。
「Door three Open!All right!Let's GO!」
これが解りましたのは小学校高学年。
「TDF」が「TERA DEFENCE FORCE」の略だと云う事も後に判明。
もうあれだけの質感でもって作品は作れないんだろうなぁ。
結婚したて、家内と藤沢の団地に住むことになりました。今は建て替えの近代的な建物となっておりますが、それ以前は昭和37年築と酔漢と同じ年齢でした。
団地内に34棟もありまして、小高い岡の上にありました。
仕事帰り、かなり遅い時間。呼び鈴を押しまして、家内がドアを開けてくれます。
ある日、酔漢(よっぱらい)となっていた酔漢です。いつものように「呼び鈴」をおしましたところ「知らない人」が出てまいりまして、(結果棟を間違えたのですが)一瞬、「宇宙人が団地を変えているぅぅ」と思ったのです。(何星人かは失念!)
「何も変わってないじゃないか」とポインターでパトロール中のアマギ隊員。ですが、諸星ダン隊員は「いや!建物全体が入れ替わっている!」と見ぬくのです。
それ以来、団地へ向かう坂道の途中。棟棟を見上げては。
「いつの間にか、宇宙人が団地さぁ乗っ取ってんでねぇべか?」と考えてしまいます。
(あぁあ!変な癖だぁぁ)
時計式のテレビ通信機。携帯電話を使うたび、「あれって出来るんだ」と思います。
でもですよ。家の電話がまだダイヤル式の時代です。想像つきませんでした。
「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の間の放映されました「キャプテンウルトラ」です。「バンデル星人」が敵キャラ。これもマネが出来るわけです。
やはり(またまた)幼稚園の制帽がベレーでして、これを逆さにかぶります。簡単に出来上がります。
光線銃とか持っているのに「サーベル」を使ったキャプテンです。スターウォーズのビームサーベルじゃなかった「刃物」でした。「バンデル星人の急所は頭だ」と言って、頭のてっぺんに剣を突き刺しておりました。
「シュピーゲル」ってかまぼこ板みたいだったけど、そそられるメカでした。
「なして、宇宙でにおいが解るんだべ?」
「ハック、ジョー。ガスだ!匂いがする!」
今だから解る事ですよね。大人になってロマンがなくなったぁぁ。
「MAT」の略が「Monster Attack Team」と解ったのもごくごく後。
「どうしてウルトラマンに変身できないんだ!ウルトラマンになれ!」
いくら念じても一行に変身出来ない「郷隊員」です。
道具を使えば、都合よく?ウルトラマンになれるかというわけにもいかない「帰って来たウルトラマン」です。この「ウルトラマン」に「ジャック」と名がついていたのを知ったのは上の息子が生まれてから。
「こんなの俺たちのころには誰もしゃねかったっちゃ」というのも無理のない話。
後付けが解りました。
放映時、酔漢小学校4年生。ですがしっかり見ておりました。
すず様のコメントにもございますが「怪獣使いと少年」が一番印象に残っております。
主人公の少年がパン屋の前で小銭を握っております。決してお金がないわけではないのですが、「不思議な能力を持つ」(実は廃屋に住んでいる少年の友達の宇宙人の仕業。乞食のような恰好をしてます。→表現上使いました。他意はございません)ということで、何も売ってもらえません。
「家はパン屋なんだから売るのは当たり前だよ」
コッペパン二個を渡したお姉さんの笑顔は忘れませんし、何度もお礼をいう少年の笑顔も・・・・ああ泣けてきます!
「宇宙人だからと言って敵ではない」
迷っている郷隊員の前に僧侶の恰好をしたMAT隊長が現れます。
意を決した郷は、「ムルチ」と対決。
「お前はオレを信じなさい」植木等の歌がそのまま使われます。
次の日「教室で歌った」のは言うまでもありません。
ですが、給食のコッペパンを見て(円満堂製です!)昨日のシーンを思い出したのは僕らだけではなかったと思います。
「夕日での戦い」遠くで工場の煙突が煙を上げている。下町で戦うようなシーンが多かったのが印象です。
ワンダバダ!そして一転してあのBGM「ちゃんちゃ-ちゃらちゃん」(難しい!)は勇気が湧いてきますヨネ!
流石に「エース」「タロウ」以降は見なくなりまして、それもメカが玩具メーカーと結託してから質感がなくなったような気がしてまいります。
ですが、僕らの従弟連中にはしっかり「タロウファン」がおります。
そして、平成三部作。
これはシティラピッド君はじめ年下君(特に彼)はショーにも連れて行きました。
何に驚いたかって「空中停止での光線発射」です。
無重力状態で戦闘出来るのです。
「そうだ!この手があったか!」目から鱗の酔漢です。
「イケメン隊員」が多く出演。「羞恥心」のイメージがぁぁ。
「ティガ」もよかったけどストーリー、メカとも「ガイア」が優秀。
「根源的破滅招来体」と言う敵。
「怪獣」でも「宇宙人」でもないんだぁ。
でも、登場人物のキャラ設定が上手いんだこれが。
「ウルトラマン」が宇宙人ではなく「地球が生んだ巨人」「三分間の限定解除」のウルトラマンでもありました。
セブンが宇宙人であることに哲学し、ガイアはその存在自体に哲学しておりました。
「子どもには難しかったかな」と思う反面。しっかり見ておりました酔漢です。
先日「海底軍艦」を見ました。そして「マイティジャック」「怪奇大作戦」も。
「海底軍艦」はその中で「ようそろう」が多発。流石に「伊号」を発祥としているストーリーです。「取舵」「面舵」で進んでおります。
それから40年。SFアニメ的なメカが多くなっておりますが、この雰囲気に、またそそられる酔漢です。
この話題でこれだけ語ってしまいました。
さて、多くの作品を手がけました脚本家「金城哲夫」さんです。その公式ブログがございます。渡邊様(くだまきにもコメントを頂戴いたしております)が管理されていらっしゃいます。ここにご紹介いたします。
ウルトラファンの皆様。是非一度ご覧ください。
「金城哲夫研究会」公式ブログ
それと・・・ばるえ様ブログなんだりかんだり☆Diary2 なつかしの・・・
では、「ウルトラ指人形」の写真が掲載されております。
「メトロン星人」に「ツインテール」これまた、懐かしい怪獣達が写っております。
上記、マイティジャックではトム様のブログをご紹介いたします。アッと!乱だム マイティジャック またトム様は「怪奇大作戦」の記事もお書きにならておいでです。
怪奇大作戦
こちらも、是非、ご覧ください。
では皆様。最後はこれで〆ましょう。
ウルトラセブンのオープニングをまず頭に浮かべます。
セブン セブン セブン セブン
セブンセブンセブン (パオー→ホルン)
セブンセブンセブン (パオー)
セブンセブンセブンセブンセブンセブンセブン(パオー)
セブンセブンセブン (パオー)
セブンセブンセブン (パオー)
セブンセブンセブンセブンセブンセブンセブン(パオー ジャン!)
三三七拍子のご協力。ありがとうございました。
異聞。東京オリンピックマラソン銅メダル「円谷幸吉」さんです。福島県のご出身。
本人「ツブラヤ」と発音されることを嫌がっていた、と聞きました。
本来ならば「ツムラヤ」だと。
「円谷英二」氏はどうだったのでしょうか?
ふと、思い出したのでした。
日曜日、午後七時半。白黒テレビの時代です。三歳になる前の頃です。
「おばけのQ太郎」は楽しみな番組でした。
祖母の膝で座って見ました。
ですが、その前の番組が大嫌いでした。
「ウルトラQ」です。怪獣や怪人がまだ偽物と区別がつかなかったのか、あのオープニングの音楽を聞くだけで大泣きの酔漢でした。
いつもですと、七時のNHKニュースを見てからの「オバQ」なのですが、この日は何故か、父が遅い帰りでしたので、何かしら「歌番組」を見ていたのです。ですから、早めにチャンネルを変えようとした祖母だったのかと思います。
「んで、オバQかけてやかっら」と祖母。テレビの前でチャンネルを「ガッチャ、ガッチャ」(それにしても、リモコンや選局ボタンなんてなかった時代です。チャンネルを廻すのに、大きな音がしておりました)と廻し始めました。
酔漢は「オバQ」が見られると思っていたわけですから(時間の感覚、概念なんてなかったんだろうなぁ)そりゃ、テレビから登場する「Q太郎」を楽しみに待っていたのです。
ですが!
チャンネルを止めた瞬間登場いたしましたのが。しかも、尤もタイミングの良過ぎる場面での、最高のロケーション!
山を超えての大きな叫び!怪獣が吠えている場面がアップ!
しかも、口から何か吐き出しております。
酔漢は思わず目がテン!そして「わーーーーんん」と泣き出しました。
その怪獣が「ペギラ」だと知ったのは後ほどですが、今でもしっかり記憶が残っております。祖母はもっと驚いたんだと思うし、一緒に住んでおりました叔母も台所からすっ飛んできましたから、相当な声で泣いたんだと思います。
しばらく、夢に出てきておりました。
怪獣を冷静に見ることが出来るようになったのは、暫くしてからですが、「ウルトラQ」は、再放送で見た記憶が多いのです。
その「ウルトラQ」ですが、怪獣をやっつけるのに人間が英知を絞るわけです。
そして、その怪獣を生み出すのも人間の心の中と言った感じでしょうか。宇宙人来襲的なストーリー「ガラダマ」=「ガラモン」とかいるわけですが、怪獣を操る通信機兼隕石をアルミホイルで包み込む。これだけで異星人の作ったロボット怪獣をやっつけることができるわけです。「博士」ってスゴイ!と思いますよね。
蔵王ロープウェイに乗っておりまして、あの山の森の中から大猿が出てきたら「なんじょすっぺ」って思いながら乗っておりましたし、塩竈仲卸市場へ行ったとき、あの蛸が大きくなって「人さぁおそったらっしゃ。何じょすっぺ!」(スダール)って思うのです。
代ケ崎で釣りをしておりました父です。ある日「エイ」を釣ってきまして、「『ボスタング』だべ!」って思ったものです。
「鳥を見た」では「ラルゲユウス」のシルエットが巨大化する場面、そして上空を飛行するときの映像が「ラドン」が福岡(だったと思うのですが)を壊す場面等がそのまま使われておりました。酔漢、後になって気づくのですがあの大風で屋根の瓦がとんでいく場面。瓦が一枚一枚バラバラに剥がれていくのです。どうやって撮影したのでしょう。これすごいです。いつも思うのですが、「ウルトラQ」に最終回があったのでしょうか?
この幼児の頃の酔漢を恐怖に陥れた「ウルトラQ」の世界を「ウルトラマン」が救ってくれました。
「怪獣はこの世に存在しない」と理屈で解って来るのですが、どうしても、画面にくぎ付で見入ってしまいました。
「ウルトラマン」の放映開始も我が家は白黒テレビでした。
「ウルトラマンのカラータイマーが青から赤に変わった」という解説がなければ、色を想像出来ません。ビートルの色もわからないし、でも白黒で十分楽しんでおりました。
お隣が「カラーテレビ」になりまして。
「酔漢ちゃんうちさテレビみさぁ来たらいいっちゃ!」とのお誘いです。
母は晩御飯の弁当をこさえてくれました。
弁当持参で隣りの家に「ウルトラマン」をみさぁ行ったわけです。
「オープニングに色がついているっぅぅぅ!」
そして、「スペシウム光線って青だった!赤だとばっかし思ってたったっちゃ!」
など、弁当も忘れて見入っておりました。たしか「ペスター」だったと思います。
「ウルトラマン」が指先から水を出してコンビナートを消火するといった場面でした。
翌日、幼稚園では、そのマネでもって水道が混雑いたしました。
「酔漢は幼稚園でなんじょしてんだべ?」
と覗きに来ました酔漢母でございます。
丁度休み時間中、お決まりの怪獣ごっこ(じゃんけんで負けた奴が怪獣役)の真っ最中でして、酔漢が幼稚園のスモッグを頭からかぶって「ジャミラ」をしております。
解説→スモッグのボタンを少し外して頭へ袖を通したままかぶります肩の部分がなくなり、頭から直接腕がでるような恰好になります。そして顔を出しておれば「ジャミラ」の出来上がりとなります。
「ガー」だとか「ギャー」とか変な恰好して園内を歩き回っているのですから、母はショックを受けた様子で翌日の連絡帳にその「悩み」を書いておりました。
まったく、これが大事なんでしょ!と酔漢は思うのです・・・が。
「ジャミラは人間なんだ」イデ隊員の言葉が重かった作品です。
麒麟ビールを愛飲しておりました酔漢父です。「ドドンゴ」を見て「おっ!ビール怪獣だ」と妙にに感動しておりました。この時間だけは「巨人戦」を譲ってくれておりました。
土管があると怪獣の絵をチョークでいたずら書きをして、「本当に怪獣になったら(これまた)なんじょすっぺ」と夜寝られなくなり、「高原竜ヒドラ」をみて交通事故はやはり怖いな、と思ったりしておりました。
「アラシ隊員」の持っている「スパイダーショット」は「イデ隊員」の傑作です。
この玩具が「タンヨ」で売っておりまして、お年玉で買いました。スプレーのカセットが中に入っております。(今風では卓上カセットコンロのような作りです)トリガーを引きますと「泡」が出るしくみでした。敵は「毛虫」。
わざわざ「毛虫」を探しに、近くの裏山へまいります。
ところが「毛虫」にやられたのか、発疹が出まして幼稚園を休みました。
「酔漢なんじょしたんだ?」と園長先生。
「怪獣さぁやられたのっしゃ」
先生ポカーン。
「セブン」は巨大怪獣が出てこない時は(実は)「つまらない」と思っておりましたが、その登場するメカがこれまた洗練されておりまして「スゲェェ」の連発でした。
山が割れてのウルトラホーク1号の発射場面。英語のアナウンスが聞こえてきます。
「Door three Open!All right!Let's GO!」
これが解りましたのは小学校高学年。
「TDF」が「TERA DEFENCE FORCE」の略だと云う事も後に判明。
もうあれだけの質感でもって作品は作れないんだろうなぁ。
結婚したて、家内と藤沢の団地に住むことになりました。今は建て替えの近代的な建物となっておりますが、それ以前は昭和37年築と酔漢と同じ年齢でした。
団地内に34棟もありまして、小高い岡の上にありました。
仕事帰り、かなり遅い時間。呼び鈴を押しまして、家内がドアを開けてくれます。
ある日、酔漢(よっぱらい)となっていた酔漢です。いつものように「呼び鈴」をおしましたところ「知らない人」が出てまいりまして、(結果棟を間違えたのですが)一瞬、「宇宙人が団地を変えているぅぅ」と思ったのです。(何星人かは失念!)
「何も変わってないじゃないか」とポインターでパトロール中のアマギ隊員。ですが、諸星ダン隊員は「いや!建物全体が入れ替わっている!」と見ぬくのです。
それ以来、団地へ向かう坂道の途中。棟棟を見上げては。
「いつの間にか、宇宙人が団地さぁ乗っ取ってんでねぇべか?」と考えてしまいます。
(あぁあ!変な癖だぁぁ)
時計式のテレビ通信機。携帯電話を使うたび、「あれって出来るんだ」と思います。
でもですよ。家の電話がまだダイヤル式の時代です。想像つきませんでした。
「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の間の放映されました「キャプテンウルトラ」です。「バンデル星人」が敵キャラ。これもマネが出来るわけです。
やはり(またまた)幼稚園の制帽がベレーでして、これを逆さにかぶります。簡単に出来上がります。
光線銃とか持っているのに「サーベル」を使ったキャプテンです。スターウォーズのビームサーベルじゃなかった「刃物」でした。「バンデル星人の急所は頭だ」と言って、頭のてっぺんに剣を突き刺しておりました。
「シュピーゲル」ってかまぼこ板みたいだったけど、そそられるメカでした。
「なして、宇宙でにおいが解るんだべ?」
「ハック、ジョー。ガスだ!匂いがする!」
今だから解る事ですよね。大人になってロマンがなくなったぁぁ。
「MAT」の略が「Monster Attack Team」と解ったのもごくごく後。
「どうしてウルトラマンに変身できないんだ!ウルトラマンになれ!」
いくら念じても一行に変身出来ない「郷隊員」です。
道具を使えば、都合よく?ウルトラマンになれるかというわけにもいかない「帰って来たウルトラマン」です。この「ウルトラマン」に「ジャック」と名がついていたのを知ったのは上の息子が生まれてから。
「こんなの俺たちのころには誰もしゃねかったっちゃ」というのも無理のない話。
後付けが解りました。
放映時、酔漢小学校4年生。ですがしっかり見ておりました。
すず様のコメントにもございますが「怪獣使いと少年」が一番印象に残っております。
主人公の少年がパン屋の前で小銭を握っております。決してお金がないわけではないのですが、「不思議な能力を持つ」(実は廃屋に住んでいる少年の友達の宇宙人の仕業。乞食のような恰好をしてます。→表現上使いました。他意はございません)ということで、何も売ってもらえません。
「家はパン屋なんだから売るのは当たり前だよ」
コッペパン二個を渡したお姉さんの笑顔は忘れませんし、何度もお礼をいう少年の笑顔も・・・・ああ泣けてきます!
「宇宙人だからと言って敵ではない」
迷っている郷隊員の前に僧侶の恰好をしたMAT隊長が現れます。
意を決した郷は、「ムルチ」と対決。
「お前はオレを信じなさい」植木等の歌がそのまま使われます。
次の日「教室で歌った」のは言うまでもありません。
ですが、給食のコッペパンを見て(円満堂製です!)昨日のシーンを思い出したのは僕らだけではなかったと思います。
「夕日での戦い」遠くで工場の煙突が煙を上げている。下町で戦うようなシーンが多かったのが印象です。
ワンダバダ!そして一転してあのBGM「ちゃんちゃ-ちゃらちゃん」(難しい!)は勇気が湧いてきますヨネ!
流石に「エース」「タロウ」以降は見なくなりまして、それもメカが玩具メーカーと結託してから質感がなくなったような気がしてまいります。
ですが、僕らの従弟連中にはしっかり「タロウファン」がおります。
そして、平成三部作。
これはシティラピッド君はじめ年下君(特に彼)はショーにも連れて行きました。
何に驚いたかって「空中停止での光線発射」です。
無重力状態で戦闘出来るのです。
「そうだ!この手があったか!」目から鱗の酔漢です。
「イケメン隊員」が多く出演。「羞恥心」のイメージがぁぁ。
「ティガ」もよかったけどストーリー、メカとも「ガイア」が優秀。
「根源的破滅招来体」と言う敵。
「怪獣」でも「宇宙人」でもないんだぁ。
でも、登場人物のキャラ設定が上手いんだこれが。
「ウルトラマン」が宇宙人ではなく「地球が生んだ巨人」「三分間の限定解除」のウルトラマンでもありました。
セブンが宇宙人であることに哲学し、ガイアはその存在自体に哲学しておりました。
「子どもには難しかったかな」と思う反面。しっかり見ておりました酔漢です。
先日「海底軍艦」を見ました。そして「マイティジャック」「怪奇大作戦」も。
「海底軍艦」はその中で「ようそろう」が多発。流石に「伊号」を発祥としているストーリーです。「取舵」「面舵」で進んでおります。
それから40年。SFアニメ的なメカが多くなっておりますが、この雰囲気に、またそそられる酔漢です。
この話題でこれだけ語ってしまいました。
さて、多くの作品を手がけました脚本家「金城哲夫」さんです。その公式ブログがございます。渡邊様(くだまきにもコメントを頂戴いたしております)が管理されていらっしゃいます。ここにご紹介いたします。
ウルトラファンの皆様。是非一度ご覧ください。
「金城哲夫研究会」公式ブログ
それと・・・ばるえ様ブログなんだりかんだり☆Diary2 なつかしの・・・
では、「ウルトラ指人形」の写真が掲載されております。
「メトロン星人」に「ツインテール」これまた、懐かしい怪獣達が写っております。
上記、マイティジャックではトム様のブログをご紹介いたします。アッと!乱だム マイティジャック またトム様は「怪奇大作戦」の記事もお書きにならておいでです。
怪奇大作戦
こちらも、是非、ご覧ください。
では皆様。最後はこれで〆ましょう。
ウルトラセブンのオープニングをまず頭に浮かべます。
セブン セブン セブン セブン
セブンセブンセブン (パオー→ホルン)
セブンセブンセブン (パオー)
セブンセブンセブンセブンセブンセブンセブン(パオー)
セブンセブンセブン (パオー)
セブンセブンセブン (パオー)
セブンセブンセブンセブンセブンセブンセブン(パオー ジャン!)
三三七拍子のご協力。ありがとうございました。
異聞。東京オリンピックマラソン銅メダル「円谷幸吉」さんです。福島県のご出身。
本人「ツブラヤ」と発音されることを嫌がっていた、と聞きました。
本来ならば「ツムラヤ」だと。
「円谷英二」氏はどうだったのでしょうか?
ふと、思い出したのでした。
あの「バルタンさん」の声、酔漢さんでしょ?
セブンの三三七拍子、最初のエールが笑い声になったのがご愛嬌かな?
「面舵」「取舵」を見ると、ついつい
「おもぉーかぁーじ」「とぉーりかぁーじ」
と読んでしまう丹治です。
海底軍艦のおかげで、ムー大陸は悪人の住む大陸だと思ってましたよ!
「ガスだ!」といえば、こんなことがありました。
中古ビデオで『仮面の忍者赤影』を見たのですが、
影一族の砦に侵入した魔風忍者たちが叫びます。
「ガスだ!」
これって、宇宙で臭いが分るのと同じぐらいおかしいって思いませんか?
でもそれは今のこと。
ちっちゃい時は結構ワクワクして見てたんですけどね。
山が割れてウルトラホークが発進するシーンのBGM、
あれ、今聞いても血湧き肉踊るメロディーですね。
『怪奇大作戦』は落武者の幽霊が出てくる回が、
妙に印象に残ってます。
キャプテンウルトラといえば・・・
中田博久さん、かっこいいですね。
『仮面ライダー』にもごくごく初期の頃、
本郷猛の友人の科学者役か何かで出てませんでしたか?
しかし中田博久さんといい
キケロ星人ジョー役の小林稔侍さんといい、
いつの頃からか時代劇の悪役としての方が強く印象に残ってます。
今となってはその落差が面白いです。
↑の丹治様のコメントで思い出したのですが、子供の頃に、セブンことモロボシ・ダン役の森次晃嗣さんが、時代劇で悪役を演じられのを観た時のショックは大きかったです。今は落ち着いて観れますけど(笑)俳優さんって、当たり役を演じられると、その後が大変ですよね。同じ理由で、いまでも藤岡弘さんを観ると「本郷猛」と脳内変換されます。
目の前にご登場いたしましたのが「中田博久」さんでした。特別期間限定。
どこからか「キャプテン!」との声が。
本人「キャプテンとな?今は江戸時代である故、お奉行と呼んでもらいたいもの。しかして、宇宙であればそれも良かろうて・・ハハハ」
うーーん。台詞が見事!
思い出したぁです。
いいんですよ。
一杯語りましょう。
ガイアは後ほど整理してみます。
このストリーだけで出来上がりそうです。
円谷英二さんも、本名は「つむらやえいいち」だそうです。中野稔さんが、会社名をどちらにするか?で、英二監督は「どっちでもいいよ!」という事で、「つぶらやぷろ」「つぶらやえいじ」になったそうです。
「英一」から「英二」は色んな説がありますが、誤植説が有力だそうです。
そうですか、やはり「つむらや」でしたか。
福島(須賀川)では「つむらや」姓が多く、「円谷幸吉さん」もその事を意識されていらしたと思います。
「つぶらや」とは後からの読み方だったのですね。「ツブラヤプロ」が「ツムラヤプロ」であれば日本人の常識も変わっていたのかと。
お知らせありがとうございました。
お知らせありがとうございます。
やはり独特の発音に聞こえます。
幼稚園の頃はなんて叫んでいたのか。
分けのわからないまま遊んでいたのでしょうね。
時間がかかりました。
サボってましたから。
コーヒーにミルクを入れてかき混ぜたような感じでウルトラQの文字が出てきましたね。
私は、ドキドキしていたのを思い出します。
あの不気味な音楽も演出効果だったのでしょう。
ウルトラマンもセブンも欠かさず見ていたものです。
須賀川に行くと通称ウルトラマン通りがあります。
といっても、歩道橋にウルトラマンが小さく書いてあるだけなのですが、円谷さんの出身地だったような?
やりましたぁ。
そうです、「つむらや」は福島、須賀川あたりの独特の姓であると聞きました。
以前落語編で語りましたが、「飛行亭つい楽」さん(宮城教育大学落研)はその須賀川のご出身。彼女からそんな話を聞きました。
が、「円谷英二」さんがそうであったとは知りませんでした。推察はしておりましたが、この語りでようやく確信いたしました。
今、ブログは「てふてふはべる」ばかりに専念してサボッてます。
例のMJによく似た会社のマークを中○稔さんが作られる際に、N氏は円谷監督を「つむらや」と御存知であったそうですが、「どっちでも構わない」と、英二監督から言われて「つぶらや」プロの表記になった、と、N氏がおっしゃってました。
円谷幸吉選手は「つむらやです」と自己紹介。
「つむらや」に拘った彼です。
「円谷英二監督」は拘らなかったのですね。
円谷プロが「つむらやプロ」であれば。と思うのでした。須賀川出身の後輩が一人(落語での)がおりますが、やはり「つむらや」だったそうです。
お知らせありがとうございました。
「ウルトラ」の世界を久しぶりに思い出しました。渡邊様のおかげです。