月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

一軒一軒

2011年03月16日 21時13分18秒 | 仏々相念(住職日記)

今日は寒いですね~・・・

 

お彼岸のお参りがスタートしました。

少々早いのですが、家中でボツボツお参りさせていただきます。

 

「おはようございま~す、お寺で~す。失礼しま~す。」

返事が聞こえる頃には、お仏間に入っています。

いくら僧侶とはいえ、ズカズカと入っていくことにいつも抵抗があるのですが、

返事を待っていると遅くなってしまうという、これまた自分勝手なところであります。

でも、そんなものと思ってくださるのでしょうか、優しい笑顔をいただくことに感謝させていただくことです。

 

「それそれ」・・・坊守もそこは気になっているらしくて、

今日は、いうも留守のお宅の前で偶々警察が事故の検証してたらしく、いつもより大きな声をあげたのよ!

「えっ、そうやったん。大変やったね。悪いことする訳ではないんだけど気になるよね・・・

そんな時は、吉本新喜劇の桑原和男にならんと!

おはようございます。どちらさまでしょうか?お寺の坊守です。お入りください。ありがとう。・・・ってな感じの一人芝居。

分かる人は分かる・・・(ね、え~ちゃん!)

そしたら警察ウケたのに!」不謹慎で申し訳ない・・・

坊守に怒られました。

 

でも、例えお留守であっても大切にして下さいます。

寒い時は電気ストーブを、暑い時は扇風機を私に向かって設置しといてくださいます。

スイッチを入れて暖かくしてお勤め下さいって優しいお気持ち。

もの凄く嬉しくて有難いな~とは思うのですが、やっぱり一緒にお礼に着いてくださると心が温まります。

「おばちゃん、寒いね!身体大丈夫?」

「大丈夫!」って一生懸命の笑顔をくださいます。

痛いところばっかりなのに、この若造に勇気を与えてくださるのです。

 

さあ!一緒に歩もうな・・・

優しい笑顔の仏さま、彼の岸へと共にしとってくださいます。

 

親心いっぱいに気付きながら、気付きながら歩ませていただきましょう!