月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

病人介護

2011年03月12日 19時40分22秒 | 仏々相念(住職日記)

ご院さん、なんでやろ・・・

 

御主人が認知症になられました。

優しいお方でしたが、暴力・徘徊・食事・・・

その姿に昔の姿を見ることができません。

なんでこんなになったんやろ・・・

 

なにも言えません・・・言葉もでません・・・

 

でもねご院さん、いつもの主人の時も稀にあるのよ。

その時は、私のこと気遣ってくれるの・・・

「悪いの~、お前に迷惑かけて。早く良くなって助けてやらんといけんの~」って・・・

「ありがとう。そんな優しい言葉久しぶりに聞いたよ。嬉しいよ」

「そうか・・・嬉しいのか・・・」

 

切ない日常を聞かせてくださいます。

聞きながらず~っと私がこうなったらどうしよう・・・

動かない身体のもどかしさから坊守にあたるのでしょうか・・・

あの笑顔を曇らせてしまうのでしょうか・・・

 

「大丈夫、私が看病してあげるから!」っていつも言ってくださる坊守。

申し訳ない・・・

少しでも看病し易いように減量しなくては・・・