月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

日進月歩

2010年11月26日 19時33分36秒 | 仏々相念(住職日記)

あったかいよ・・・

 

息子のひたむきなトレーニングは続きます。

腹筋もバキバキに割れてきました。

「すごいね、割れたね」

「そうやろ」

私も現役の頃には、縦のラインまでは入ったのですがここまでは・・・

暇さえあれば腹ばっかり見ている息子、偶にはお勤めしながら腹を見ていることも・・・

仏さまにまで見せている息子の姿がまた可笑しくもあるのです。

「偉いね! ガンバっているね!」っておっしゃってくださるようです。

 

去年のブログを読み返しつつ、「あ~、去年の今日ってこんな思いだったんだ」って振り返っています。

もの凄く楽しく笑う時もあれば、悲しくなること、怒ること・・・

「今日のお前とどうよ」って考えてしまいます。

 

期末考査を前に姉弟で遊ぶ姿、

お互いのしんどさが分かるが故に元気付けあうのですね。

手の大きさを比べ合い生かさせていただいていることの温もりを感じ合う、

日に日に大きくなってくださる2人に逞しさすら感じることです。

 

来年の今日、お前はどうなっているのですか・・・?

大切に生かさせていただいているのですか・・・?

一日一日、お育てをいただくことです。

 

さぁ、目の前にある壁にぶち当たってみよう!

弾き飛ばされようとも人生の大切な色となる。


生まれる前から…のはなし

2010年11月26日 00時06分44秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

今日はA講中のお取り越しのご法縁にお参りさせていただきました。
A講中も代々お念仏を大事にしてくださる土地柄です。
昼のお座、夜のお座、両座とも賑やかに和やかにおつとめをさせていただきました。

一軒毎にお参りするお家参りでは、小さいお孫ちゃんがおばあちゃんと一緒におまいりされていました。
「なんまんだぶつ、なんまんだぶつ」とかわいい声でお念仏をとなえてくださり、リンをチーンと鳴らすお手伝いもしてくれました。

また、おばあちゃんのお隣できちんと正座されて、手を合わせて下さった女の子もいました。

夜座には8ヶ月の妊婦さんがおなかをさすりさすりお参りされました。おなかの赤ちゃんにもお念仏の声は届いているでしょう。

こうやって私たちは生まれる前から、どなたかの大きくて優しい手に手を引かれたり、抱かれたりしながら仏縁にあわせていただいていたのでしょうね。
それらのご縁が重なって、今日のひと日、お念仏を申させていただき、阿弥陀様に手を合わせる姿にならせていただいたのですね。

ご縁が終わり外にでると、西の山から大きな十九夜のお月さまが、まるで妊婦さんがおなかをさするようにして昇ったところでした。