月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

椀子善哉

2010年11月17日 20時08分39秒 | 仏々相念(住職日記)

思ってくださいます・・・

 

午前中のご縁にJ講中に坊守とお参りさせていただきました。

南に向かう40キロ程のドライブ、温かい車内で坊守は爆睡・・・

そこまで眠れるか、というくらいの爆睡状態です。

日々、家のことは勿論ですが、今は私と一緒にお取り越し法要のお参りをして下さるものですから疲れているのでしょうね。

1時間弱の睡眠で元気回復、いつものように張り切ってご縁に会わせていただいたことです。

 

間の休みの時、「ご院さん、ゆで小豆が好きなんですってね!」

「はい、大好きです!」

「今日は、ぜんざいをこしらえていますので後で食べて下さいね!」

「すいませ~ん、無茶苦茶嬉しいです!」

 

しかし、本当に有難い・・・

背中を向けている私に、ぜんざい食べさせてやろうって思って下さるその思いに深く感謝させていただきました。

「さあ、召しあがって下さいね!」

「ありがとうございま~す」ってお椀の蓋を開けるとお餅と栗の最強タッグ。

目の前にいる坊守に、「良かったね、栗が入っているよ!」

嬉しそうに、美味しそうに頬張る坊守に袋に入ったきれいに剥いた栗が沢山手渡されます・・・

私のお盆にはおかわりのぜんざいが既に乗っています。

遠慮するからって思われるのでしょうね、お断りしなかったら次のお椀が乗る勢いでした。

温かい心と美味しいぜんざいでお腹いっぱいになりました。

 

お家を出て駐車場に行くとニコニコさんのボンネットの上に箱に入った沢山のシップが・・・

いつも私のことを案じて下さる腰痛持ちのご門徒さん、

私の腰を案じ自らが貼られる湿布薬を分けて下さるのです。

ここでもまた・・・知らないところで案じて下さるおはたらきをいただいたことです。

 

午後のご縁をいただいた後、家に帰り車を降りると本堂からのピアノの音が・・・

坊守が弾く優しい曲に迎えられながら三門を入ったことです。

「おかえり~」って微笑んでくださる優しい言葉のイントネーションに癒されながら・・・

 

どこに行っても、何をしていても、これでもか!これでもか!とトコトン案じて下さいます・・・

本当に・・・