Tsuki軍団の野望

模型・廃墟・本・毎日のちょっとしたくだらない出来事を紹介するでござる。

Baaria

2011-09-22 20:52:16 | 日記

トルナトーレ監督と云えば,
「ニュー・シネマ・パラダイス」や,「マレーナ」を観たかな,
どれも素晴らしい作品で,観た後の感動がずっと尾を引く。

シチリアのバーリアと云う田舎町で牛飼いの家に生まれたペッピーノ。
小さい頃から働かなければならないのでござるが,
何だろうな,たくましさを感じるのでござる。



この乾いた感じ,
あちき,イタリアには行ったことないでござるが,
なんか,らしいのでござるよ。

紙芝居のようにシーンがめくられ,
一点を中心にシーンが変化し,少年も少しずつ成長する。
こんな観せ方も上手い。



また,彼の映画に出てくる女性はみんな魅力的。
マンニーナに恋をするのでござるが,
いやあ,波瀾万丈の人生の幕開けなのでござるよ。

ちゃんとしたお金が入ってくる仕事もなく,
お家は常に貧乏,
色々な不幸が訪れるが,
負けない家族。

それに,苦しい生活の中にも,
5人目の子供が生まれることを家族みんなで祝う。
本当の幸せなんか,あちきにはまだ分からないのでござるが,
こんなことなのかな?
と感じずには居られない。

街並み,道路,服装,そして思想。
それぞれが,それぞれの時代を物語るが,
あちきはイタリアのクルマが好きだから
思わずクルマに目が行く。

チンクをはじめ,多くのイタリア車,
そうして,時代と共に欧州車が入ってくる様子は,
まさにイタリアの街そのもの。

クルマ好きにもいい映画ではないだろうか?

ラストのシーンは,最近よくある頭コンガラガリパターンでござるが,
あちきも慣れてきたので,OKかな。
いつもスッキリ終わるのがいいと思ってると,
新しいモノは見付からないからね。

もう一度観てみたいな。



Diorama Photo Club
ゆるゆる模型軍団 Yuru Yuru Mokei Corps

コメント
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