負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

私はこうして移った

2019-04-13 07:04:22 | CEな日々
なんと土曜日も授業であります。土曜授業なんて喜ばれないのにブッ込んでくる辺りさすがだ……。

はい、今日はですね。研究室変更についてのお話をしようかと思います。自分で研究室を変える時ってのは
「教授合わない無理」
「同期が無理」
「このジャンル合わなかった」
「教授がry」
って言うくらいの理由しか見つからないと思います。(やりたいことができて〜、と建前上学生としては言いますが、その大半は建前であることは覚えておいてほしい。私のように国際学会に行けないから移る、なんて堂々と教授に言うのは極めて稀である)あとは禁断の「放校」ですね。(中には放牧ということもあるらしいが、いずれにせよ研究室がクビになったという事である)放校は、教授が「この学生無理」、「研究についていけていない」、「自分の設備が学生に見合っていない」と感じた時に行われる現象です。こうなると、大体は移籍先は教授がご用意してくれていることが多いです。

これから話すお話は自分から移るケース。ただはじめに言うのですが、自分から移る場合、移り方をしくじるともう二度と元の研究室の教授と懇意にすることはできなくなります。また、卒研や修士で元の研究室を志望することはほとんどできないと覚悟して手続きをする必要があります。なので私のようにGPAが悪過ぎてもう無理くらいまでいかないと、最終的なゴーサインは出ないです。あと、卒研前研究は基本的には(私のような例外を除いては)一度研究室を出てしまうと、卒研まで研究が出来ません。そこのところも理解してこれからの話を読み進めてください。


私が卒研や修士で元の研究室(A研としておきましょう)に入れないと分かったのは2年の前半です。ちょうど8単位2科目を落単した辺りですね。それ以前から研究室を移るかどうかは検討していましたが、とうとう現実のものとなり始めた訳であります。

まずはじめのボスは、研究室の教授です。2年の6月くらいに国際学会に行きたい、先生は英語に不便があろうから(現実には英語アレルギーだから)卒研から移りたいと言いましたが、当然OKは出ません。この段階では移籍先が用意できていなかったので至極当たり前のことです。「お前は絶対に卒研や修士までやるんだ!」と鼻息荒く言われました。どうでもいいことですが、初めて言った時には、怒った教授の鼻息でホコリが舞っていました。

それでも諦めるわけにはいきません。「じゃあ移籍先があればええんじゃろー」という話になり、移籍先を探しました。いざ来るとなればどこも大歓迎してくれました。研究室でコーヒーを入れてくれる先生もいました(それもサイフォンです)。このままならば移籍先を見つけるのは大変ではなさそうです。ですが、A教授は私のことを大変気に入っていました。なので、その秘蔵っ子を「寝取る」形になることをどの先生も気にしてはいました。やはり教授の説得が先であります。

と言うわけでもう一度説得を試みました。二度も同じミスを犯すまいと、注意して話をしましたが、やはり怒りました。一年の時から可愛がっていた学生です。その先生の研究室の中では卒研前としては一期生になりますので、手放したくない気持ちもわかりました。しかしやらなければなりません。

2、3度の話し合いを重ねた頃、「もう私の成績では卒研でA研に入ることは無理ですので、今から移ります」と、とうとうほんとうの期日を告げました。その頃には秋学期の成績表も出ていました。教授も私を卒研で取ったとしても、私が同期とトラブルになることが分かったのでしょう。この頃には脱力したように快諾しました。

この時には移籍先の先生とも仲良くしていました。教授の交渉の2週間前から、研究室の話を聞き、外国へ行けることを確かめ、もう移籍は内々定といったところになっていました。この先生は新任の先生だったので、赴任されてからすぐに引き取ってくれたことになります。いきなり初手からお金の話をしたり、研究者としてはタブーなことをたくさんしつつ、移籍の許可が出ました。お金の話をしても嫌な顔ひとつもしなかったので、とてもおおらかな人であろうと踏みました。

教授の交渉が無事済んだら、交渉が済んだ旨を伝えて早速移籍です。それなりの大荷物を抱えて、それまでの先生にもお礼を言い、書類を出し、去ることに成功しました。

その後、去った後が大変です。しばらくは助成金の手続きやら、研究骨子を出すと言う中途半端なタイミングで決めた為に出たペーパーワークやらに追われました。いや、正確に言うと今も追われています。


いざやってみて気がついたことは、

移籍一番の壁はちゃんと教授が説得できるか、前の研究室を出るまでに移籍先が用意できるかである

二番の壁はペーパーワーク

移籍するなら早めの行動を

ということです。私のように「タイミングが中途半端」「交渉も中途半端」となるとかなり苦戦することが予想されます。私の場合、もし今入っている新任の先生が来なければあわや一旦研究を断念する羽目になる所でした。(本当にその節は危なかったと思う)何しろ、成績表が出てから「もう成績が無理なので今から移ります」と言って、移籍先が用意できてなかったわけですから。成績表が出た3日後というドンピシャなタイミングにその先生が来てくれていたのは本当に幸運なことです。本当は研究室の交渉と移籍先の交渉を同時にする必要があるわけなんですね。あと、交渉の仕方。これをしくじると後々の単位にまで響くこともありますから(特に卒研前な)礼儀を忘れずに交渉するように。

もし、研究室の移動を考えている人がいたら、今一度手順を確認して、この後も随時出す研究室移動がらみの記事を読んで十分な準備の元移動するようにしてくださいね。

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