え〜、「親への進学説得がしんどい」というご相談が増える季節になりました。もったいないですね。とにかく説得してください。研究は楽しいことはすでに想像できるから、そんな考えに及んでいるわけですから。後は説得するだけです。
どうも。
で、親御さんにとって多くの懸念は「ストレートで修了できるのか」「能力が伸びるか」ですよね。あと金。でもお金のことは、日本学生支援からの奨学金がメジャーどころとして知られているし、事実私立大学の院だったとしても学費はこれでペイできる場合が多いうえ、業績を頑張って出せば返還免除も難くないんで、いったん忘れましょう。(院生のお金事情については私の博士ライフが軌道に乗ったところでまたお話しましょう)
今回はその中でも、院生になることで伸びる能力のお話をさせてもらいます。特に伸びる能力ですが、
精神的タフさ
プレゼンテーション力
マルチタスク
教える力
執筆能力
検索能力
です。普通に生活していても、TAなどで講義の補助は在籍中一回はしなければなりませんし、普通に研究室の学生さんの研究の面倒も見なきゃならん雰囲気だし、修論のボリュームは学部のそれとは桁違いなので、多分満遍なく能力は伸びるんではないかと。在籍中には中間審査や最終審査などもありますのでね。プレゼンを一回もしない大学院生もまずいません。
なお、グレーかブラックラボになればこれらの能力は鰻登りに上がります。まあ、耐えられれば、の話ですけどね。
それは冗談として、大学院生ってやつはずいぶん研究室によって忙しさも異なります。学会とはいっても研究会のような小規模なところで発表して終了な場合もあれば、国際会議でハデにやってこいというところまであります。でもまあどんな学会でも必死なんでね。修了する頃にはかなりでっかくなってますよ。それは保証します。
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