負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

倫理教育だいじって話

2023-06-14 07:50:00 | 研究室ぐらし(博士のタマゴ)
さあ、大学院生の皆さん、研究不正、どっか他の場所の話だと思ってませんか。そして倫理教育、だるいですよね。

おはようございます。

でもね、案外近場に研究不正はあるんですよ。そりゃー、博士号持ちの不正ほど大騒ぎにはならんけど、でも割とあるんですよ。例えば、以下のことは全て「不正」か「好ましくない研究行為」に該当します。

・過去に自分が書いた論文の文章をそのまま新しい文章に載せた。(自己剽窃)

・一本にまとめて出すべき研究成果を2本の論文に分けて業績を稼いだ。(サラミ出版)

・同じ研究室で研究に関わっていない後輩の名前を著者として掲載した。(ギフトオーサーシップ)

どうです?やっちまってませんか?というかしたくなったことはありませんか?ちなみに私は恥を忍んでお話ししますが、自己剽窃とサラミ出版は疑いをかけられたことがあります。幸い誤解だったので学位は取れたのですが、それでも一旦は研究倫理委員会に弁明に行かなくちゃならず、生きた心地がしませんでした。そしてこんなに簡単に不正って疑われるし、逆に不正の落とし穴ってどこにでも空いてるんだなと感じました。

マジで、不正って疑われた場合、やばいぞ。

本当に不正だった場合、学位がなくなりますし、仮にそうでなかったとしても疑われた時点でシンプルに心身の状態が怪しくなりかけますね。何せ苦労して世に送った論文が、自分の知識不足か、自分の心の中の悪魔の囁きでダメになろうとしているので。それに不正はしてしまったらもちろんのこと、疑われた時点でそこそこの禍根を残します。その時に倫理教育さえしっかり受けていれば…と思うのですよね。人間、いつだってギリギリになってことの重要性に気がつくものなんです。

あと、指導教員ぐるみで不正をしてこようとする、悪質なラボもあります。なんか最近指導教員が変だとか、「あなたにだけなんかおかしいから気をつけろ」なんて言われたら、逃げてください。学生はわからないのですから。警告を受けたら、逃げましょう。

あと、これは本当にマジでお願いですが、倫理教育だけは、しっかり受けてください。大事なことは、あれが教えてくれます。いざとなったらあれで教わった、大学の相談窓口に行けばいいのです。大事なことは全て書いてあります。

というわけで、だるがっててもしっかり受けてくださいね〜。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする