その軌跡と現在地 本間ひろむ著 光文社新書 2022
ピアノの受容から、日本人ピアニストや音楽学校についての歴史をたどり、何人かのピアニストを紹介するというガイドとして重宝する方な本。著者の趣味で表現の濃淡も大きいし、私が聴いている中でも30人に漏れたピアニストもいる。昔、なんとかマイナーレーベルからCDは出したが、コンクールに落ちまくっているピアニストが「日本人が多いから受からない」と言っていたが、意味が解らないと思った。現実にショパンコンクールに大勢がエントリーして入賞を果たしている現実を説明できない。