Running On Empty

Pretenderの備忘録

おっかちゃん劇場

2020-12-26 18:25:51 | 芝居・ミュージカル・バレエ
本多劇場

作・出演
金沢知樹

演出・出演
福士誠治

出演
田中麗奈 若月佑美 駿河太郎
おおたけこういち 清水 優 いのさわようじ 向野章太郎
弥山宗作/渋谷 渉大流(ダブルキャスト)
渡辺 哲

なんとなく既視感があるような。
福士の演出と役どころだからだろうか。
昭和の人情物語みたいな感じ。さびれた食堂と、そこに集う常連、昭和歌謡。そんな背景に、認知症からの記憶の掘り起こしみたいなことをしたり、ちょっとしたラブロマンスがあったりという。
正直、ちょっと長いかなと感じた。出演者も多過ぎる気がした。
食堂とか歌謡曲とかベタなものを使わなくても、認知症と記憶の哀愁の物語は描けたように思う。
本があっての脚本だが、福士の積んできたキャリアを考えると、もっと、驚きがあるような斬新な仕上がりがあったらなあと思う。安全運転に徹した感じ。その割に、出演者が多くて、密というリスクを取った。ほっこり感はあるのだが、出演者が多過ぎて、ドタバタが多く、うざいと感じることもあったのも事実。本多劇場らしい?いや、若いエネルギーって感じでもないもんなあ。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

てにあまる

2020-12-25 23:56:38 | 芝居・ミュージカル・バレエ
東京芸術劇場

キャスト
藤原竜也 高杉真宙 佐久間由衣 柄本明 
脚本:松井周
演出:柄本明 

久しぶりに難しいなあと感じる芝居だった。
不条理までは行かない、なんとなく感覚的に分かる部分もある。
家族をメインに、人が壊れていく。
観ていて難しいと思う芝居を、確かな演技力だからできるというのはある。
藤原がこんなデカかったっけと思うと同時に、高杉って小さいなあひとと。

追記
クリスマスキャンペーンとして、藤原竜也と柄本明のアフタートークが15分程度配信された。
司会者もいたが今一つの内容。
作品は難しいとやってる人たちも認識しているのはわかった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また、あなたとブッククラブで

2020-12-23 21:27:12 | 映画
ヒューマントラストシネマ渋谷

2018年に米国公開、日本は時間がかかったなあと。コロナの影響もあったか。
40年前というセリフが良く出てくるが、40年前の出演者を観ているので、懐かしさがこみあげてくる。オスカー女優、男優が。まあ、正確には結構出演者の歳が離れてたりして、活躍した時代も70年代前半から90年代前半くらいまでバラケテはいるのだけど。

ジェーンフォンダは最年長だが、ワークアウトの成果か、むしろ若く見えるくらいだ。ダイアンキートンは大好きな女優だった。レッズ、アニーホール等々。キャンディスバーゲンは、大ヒットドラマのマーフィーブラウンの頃、アメリカに住んでいたので、日本ではカメラのCMが印象深いが。ふっくらした。メアリー・スティーンバージェンは、バックトゥザフューチャーの印象が強い。
マフィアのイメージが強いアンディガルシア、マイアミバイスから歌も歌いメラニーとのラブストリーもあったドンジョンソン、グッドバイガールが何といっても懐かしいリチャードドレイファス等々。

老いと性と家族という普遍的なテーマをコメディタッチに描く。
LA、スカースデイル、セディナと素敵な風景が。
キャンディスバーゲン演じる連邦判事役のペットは先般亡くなった女性最高裁判事の名を取ってギンズバーグと洒落ている。
音楽もミートローフとか、アメリカっぽい音楽が流れる。
深い感じはしないが、往年の懐かしいスターが顔をそろえて、洒落た楽しい映画になっている。
「not dating since Nixon's era」というセリフの翻訳は「若い頃からデートなんてしてないでしょ」と、文化とか時代を感じた。

監督 ビル・ホールダーマン
出演
ダイアン・キートン 
ジェーン・フォンダ 
キャンディス・バーゲン 
メアリー・スティーンバージェン
アンディ・ガルシア 
ドン・ジョンソン 
リチャード・ドレイファス 
クレイグ・T・ネルソン 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

23階の笑い

2020-12-22 18:35:41 | 芝居・ミュージカル・バレエ
世田谷パブリックシアター

【作】ニール・サイモン
【翻訳】徐賀世子
【演出・上演台本】三谷幸喜
【出演】瀬戸康史 松岡茉優 吉原光夫 小手伸也
    鈴木浩介 梶原善 青木さやか 山崎一 浅野和之

ウッディアレンに通じるニールサイモンらしい作品。NYの香り、笑いとペーソス。1950年代の旧き良き?アメリカ。
実力ある役者が一生懸命演じている。
翻訳劇の限界を感じてしまうこともある。英語のジョークを日本語にするとか、英語の訛り、あるいは背景にあるマッカーシー旋風等々。

客席横に黒のスクリーンを立てて、隣の人とのパーティションとなっているが、これは意味があるか?科学的にどうなのだろう。私はブロックの端だったので一方だけだったが、ついたてに囲まれてると圧迫感ないのかなとも思う。
開演前に、マスクとフェイスシールドをした係員が、「マスクの着用を願います、着けてないと注意させていただきます」と大きな声で言って回るのも、違うんじゃないか。放送を徹底すべき話で、飛沫リスクのようなことをするのは、ちぐはぐ。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十二月大歌舞伎 第一部、第二部

2020-12-20 17:57:31 | 歌舞伎
今月は、再開以来、最も充実の舞台だったか。八月以来、久しぶりに全演目を観た。まあ、玉三郎休演にあたってしまったが。。。

第一部、踊りの名手とは行かないが、まあ実力ある二人のすっきり力強い舞踊。最後の石橋は、ちょっとタイミングが二人でズレたこともあったが。松也が力強かった。

星野屋、いやあ、楽しかった。猿弥の運動能力の高さを楽しみ、彼のアドリブもキレキレwww。中車のdeathまで。そもそもがどんでん返しの楽しい芝居だけど。こういう時はいいね。

歌舞伎座

第一部
戸崎四郎 補綴
四変化 弥生の花浅草祭(やよいのはなあさくさまつり )

神功皇后と武内宿禰
三社祭
通人・野暮大尽
石橋




武内宿禰
悪玉
国侍
獅子の精

神功皇后
善玉
通人
獅子の精
 愛之助




 松也

第二部
落語「星野屋」より
小佐田定雄 脚本
今井豊茂 演出

心中月夜星野屋(しんじゅうつきよのほしのや)



おたか
星野屋照蔵
母お熊
和泉屋藤助

 七之助
 中車
 猿弥
 片岡亀蔵
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする