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Pretenderの備忘録

新日本フィル 創立40周年記念 特別演奏会

2012-05-07 23:06:32 | 音楽 Classic
特別演奏会
新日本フィルハーモニー交響楽団
創立40周年記念 特別演奏会

すみだトリフォニーホール 3階1列25番

■プログラム
R.シュトラウス作曲 組曲『町人貴族』 op.60
ワーグナー作曲(モットル編) 女声のための5つの詩『ヴェーゼンドンク歌曲集』 op.91
マーラー作曲 交響曲第1番ニ長調『巨人』


■出演者
指揮:ダニエル・ハーディング
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子

休憩を挟んで2時間半以上のコンサートだった。

取り上げた曲もマーラー1番以外は、あまり演奏されない曲。
小編成のシュトラウス。
じっくりと聞かせるワーグナー。
そして、マーラー。
マーラーの1番は、あまり好きになれずに最近は聴く機会も少なかったが、今日の演奏は良かった。
鳴らし過ぎるのでもなく、自信に満ちてしっかりとしたハーモニーが奏でられる。
アルミンクの業績にハーディングが加味されたのだろう。
世代交代を感じる。
このオーケストラが今後、どうなるかはちょっと、不安だが。
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五月花形歌舞伎 昼の部

2012-05-04 22:41:19 | 歌舞伎
3階右13番

一、西郷と豚姫(さいごうとぶたひめ)

                   仲居お玉  翫 雀
                  大久保市助  松 江
                   芸妓岸野  松 也
                   舞妓雛勇  児太郎
                   同心兵馬  吉之助
                   同心新蔵  薪 車
                  中村半次郎  亀 鶴
                  西郷吉之助  獅 童


二、新歌舞伎十八番の内 紅葉狩(もみじがり)

            更科姫実は戸隠山の鬼女  福 助
                     山神  愛之助
                  従者右源太  種之助
                  同 左源太  隼 人
                   侍女野菊  児太郎
                   腰元岩橋  吉之助
                    局田毎  高麗蔵
                余吾将軍平維茂  獅 童


三、女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)

                 河内屋与兵衛  愛之助
                     お吉  福 助
                豊嶋屋七左衛門  翫 雀
                   兄太兵衛  亀 鶴
                   芸妓小菊  松 也
                   妹おかち  米 吉
                   小栗八弥  児太郎
                 刷毛の弥五郎  薪 車
                 皆朱の善兵衛  宗之助
                   花車お杉  歌 江
                 山本森右衛門  錦 吾
                 河内屋徳兵衛  歌 六
                   母おさわ  秀太郎

3階B席、3000円で観てみた。
花道は良く見えたが、舞台の上手半分が見えなかった。まあ、仕方ない。

西郷と豚姫、なんであんな照明を暗くした芝居なのか。翫雀はこういう滑稽な役を極めていくのかなあ。二月の大阪もそうだったし。獅童は、大きさが足りない。おおらかさがほしい。本日、一番気になっていたのは、児太郎。先月があまりにひどかったので。福助の児太郎時代にはとても及ばないが、まあ、先月の力弥より全然まし。

紅葉狩、何たる季節感のなさ。二年前に博多で福助で観た。今日は乗らなかったのか、二枚扇を二度落とした。。。歌右衛門になるときは、襲名狂言の候補だと思うが。獅童では、維茂も今一つ。軽いんだよねえ。児太郎の舞はまあまあ。

女殺油地獄、西の桟敷で孝夫さんの一世一代を観たのが目に焼き付いているが。。。愛之助は、想定内。これは今後、愛之助か染五郎か、海老蔵がやるんだろう。上方の狂言だけに愛之助に頑張ってほしい。秀太郎、歌六も安定。児太郎は、立ち役だと声が上ずって、変。米吉の女形、二月も良かったが、今月もまあまあ。播磨屋の女形は珍しいが、精進すれば芝雀くらいにはなれるのでは?福助のお吉、うーん、ちょっと微妙。27歳という設定にこだわりすぎて、若く見せようというのが裏目に出ているような気がする。もっと、中年女の雰囲気でいいような気がする。孝太郎とか亀治郎が自然に演じていて、非常にはまっていて、福助もそういうのでいいように思う。今後、この芝居はどういう組み合わせが最高になるか、楽しみではある。


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五月花形歌舞伎 夜の部

2012-05-03 23:15:42 | 歌舞伎
2階右列26番

通し狂言 椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)

  上の巻 伊豆国大嶋の場
  中の巻 讃岐国白峯の場
      肥後国木原山中の場
      同じく山塞の場
      薩南海上の場
  下の巻 琉球国北谷斎場の場
      北谷夫婦宿の場
      運天海浜宵宮の場

                        源為朝  染五郎
            白縫姫/寧王女(ねいわんにょ)  七之助
                       高間太郎  愛之助
               陶松寿(とうしょうじゅ)  獅 童
                          鶴  松 江
                          亀  松 也
                     左府頼長の霊  廣太郎
  舜天丸(すてまる)冠者後に舜天王(しゅんてんおう)  鷹之資
                     為朝の子為頼  玉太郎
                        武藤太  薪 車
                       大臣利勇  由次郎
                       為義の霊  友右衛門
      阿公(くまぎみ)/崇徳(しゅとく)上皇の霊  翫 雀
                      高間妻磯萩  福 助
                為朝妻簓江(ささらえ)  芝 雀
                      紀平治太夫  歌 六

三島の最後の歌舞伎。自決の前年に上演。高麗屋が三代にわたり、取り上げ、間で一度猿之助。
私自身は初めて見る。以前、これの三島自身の音声を聞いたことがある。義太夫節に違和感を感じたことがある。

確かに歌舞伎らしい作りとなっており、義太夫を多用したりと苦心の跡が見えるが、あまり面白いとは思わなかった。馬琴の原作がどうなのかはよく分からないが、ちょっと話がわかりにくかったりもする。また、見せ場が、なんだろうなあと考えてしまうところもある。

上。始まりは、忠臣蔵の大序を思わせるスタート。染五郎の声はいつもの声に戻っており、先月の四段目の大星の声ではなかった。イヤホンガイドがやたらと三島の自決との関連についての解説が多く、ちょっとうるさい。

中。これが私には人形浄瑠璃を感じさせるものだった。大道具は立派だ。トリスタンとイゾルデを思わせる。サドマゾっぽいシーンもあり、微妙。

下。話が一気に変わるのでちょっと面食らう。

染五郎、うーん、貫禄が今一つ。
七之助、さほど見せ場もなく。
歌六、これは重要な老け役だ。まあまあか。

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2012

2012-05-03 23:00:39 | 音楽 Classic
東京国際フォーラム ホールB7
2列31番

ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 op.40
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 op.119

チェロ 堤剛
ピアノ クレール・デゼール


ショスタコーヴィチ、非常にのびのびと、気持ち良さそうに明るい演奏だった。
そのことにはちょっと、違和感がないでもない。

プロコフィエフ、しっかりした演奏だった。

偉くなられても、こういうコンサートにもちゃんと出てこられる堤先生は流石だと思う。


最初の年から行っているが、昨年は行かなかった。
その間、新潟、金沢にも足を運んだ。

曲目というよりも、誰が出ているかで行くことが多い。
堤先生、北村君、工藤先生、樫本君等々が中心だ。
しかしながら、今年は、抽選と先着を含めて、北村君と工藤先生のコンサートは取れなかった。
今年はこれだけだ。
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THE BEE

2012-05-02 23:23:09 | 芝居・ミュージカル・バレエ
NODA MAP番外公演 THE BEE Japanese version

水天宮ピット C列18番

野田秀樹、宮沢りえ、近藤良平、池田成志

小学校を改造した水天宮ピット。これも芸術監督の野田さんのアイディアか。250席、往年の小劇場を思わせる。

野田秀樹、あんなに体柔らかかったっけ?身体能力、進化しているのでは。
宮沢りえ、舞台女優としてなんでもこなすようになった。野田マップも常連だ。
近藤良平、コンドルズらしさが出ない形で、いつも出るよなあと。
池田成志、安定している。

役者について、一人数役を目まぐるしく変わる、遊眠社を思わせる作りで、みんな芸達者なんで、安心して観ていられる。
だけど、ちょっと話がきつくて、時計を見てしまった。
表現方法が、最近、割合と若さと別のきつさで、どうかなと思うことがある。
最後に解説っぽく、マスコミや警察批判をしていたけど、そういうのが必要な時代になったのかな。
それよりも、私は、恐怖の連鎖のせつなさみたいなものを感じていた。
冷戦時代の米ソみたいな。

まあ、70分の芝居で一度時計を見ちゃったのは事実だけど、小さな小屋の前から三番目で、宮沢りえを見れたんで満足です、笑。


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