RENT

早いもので、もう10年になるんですね。
10年前ブロードウェーで最初に観たときの衝撃、気がつくとEastVillageを一人で歩いてました。頭の中をSeasons of Loveがグルグルと駆け巡り。。。その後、ブロードウェーで数回、来日公演も観ていますが、Me and My Girlと並んで自分の中ではベストミュージカルの一つです。
ロックミュージカルは、ジーザスクライスト・スーパースターとかトミーとかはありましたが、ステージにロックバンドを入れて演奏して進むという、今では珍しくもなくなった形態を初めて取り入れたのはRENTです。ヒロインの名前がミミであることからわかるように、ボエームを現代に焼き直した形になっています。
ライブの迫力がない映画。変に生々しくなってしまう部分。でも全編に流れる音楽は胸に染み入るし、NYのVillageあたりの雰囲気が本当に良く出ていて、それを見ているだけで楽しくなってしまいます。
映画らしい結末だけど、笑。

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マーラー交響曲第二番 日本フィル

日本フィルハーモニー交響楽団
第580回定期演奏会
サントリーホール
マーラー　交響曲第二番
指揮：ハルトムート：ヘンヒェン
ソプラノ：蔵野蘭子
アルト：池田香織
オルガン：坂戸真実
合唱：日本フィルハーモニー協会合唱団

2階C7列19番

第一楽章、第二楽章はスムーズに進む。
第三楽章以降、金管が不安定なところが目立ち始める。
第四楽章の歌唱もやや伸びがない。
最終楽章は、オケと合唱が一体となり、盛り上がりのうちに良い形で終わったと思う。
歌手も二日連続ということもあるのだろう、セーブしているのだろうなと感じた。

表参道 和食 うさの

表参道、モリハナエビルの近くの割烹。
おまかせコース8000円。

先付　胡麻豆腐、蛸柔煮、馬鈴薯素麺
吸替　浅利清し汁
造り　蛸　相並　赤貝
焼物　高知　えぼ鯛二色焼
凌ぎ　蛍烏賊沖漬け
煮物　筍しん薯木の芽庵
揚物　桜海老かき揚
食事　たけのこご飯
菓子　小倉アイス、いちご

目でも舌でも楽しめて、店の雰囲気も良くて。日本酒も焼酎も種類は多くないけど、まあまあ。一人12000円くらいだった。

ベートーヴェン「英雄」 オーケストラ・アンサンブル金沢 金聖響指揮

1階19列21番

シェーンベルグ　浄夜
ベートーヴェン　交響曲第3番「英雄」

初めてのオーケストラ・アンサンブル金沢、初めての金聖響指揮でした。

浄夜は特別に綺麗というわけではないですが、そこそこ無難にまとめていたと思います。

エロイカは、エッという感じでした。小編成のオケとホール、席が隅だったこともあるのでしょう、響かないんですよね、全然。平板な音。管が金管もそうだし、木管もうーんという感じでした。弦も特に。
昨日と今日のプログラムのメインはエロイカで、なぜこれを選んだのかよくわからなかったです。
金聖響という若手指揮者は、写真はダイナミックな映りなんだけど、いい意味で結構楷書の指揮者だなあと思いました。

五月大歌舞伎 夜の部 新橋演舞場

1階　右の6

石川五右衛門
ゆったりとした吉右衛門の芸風に合った芝居。相手役の藤吉久吉、染五郎がそれなりに演じているが、経験の差というか格というか、違いがある。目で見て楽しめる芝居。

京鹿子娘道成寺
福助が踊る。本人がどこかのインタビューで「楷書」と言っていたけど、そんな仕上がり。この人は妖艶さで勝負するわけではないので、かと言って立ち役の方々のコミカルな感じでもなく、ある意味凄みみたいなものを出していかないとと思った。

松竹梅湯島掛額
吉右衛門が、真面目に喜劇をやっているのが伝わってくる。火の見櫓の亀治郎のお七は人形遣いを含め、迫力があり圧巻。この人が花子を踊ったらどうなるかと思ってしまった。昨年は、十二夜、児雷也と存在感が大きくなり、今年も正月の浅草、三谷、そして金比羅（これはいかれなかったけど）と今、旬ですね。