Running On Empty

Pretenderの備忘録

二月大歌舞伎 夜の部

2012-02-05 22:41:16 | 歌舞伎
新橋演舞場 2階 右27番


夜の部


一、御存 鈴ヶ森(すずがもり)

              幡随院長兵衛       吉右衛門
               東海の勘蔵       彌十郎
               北海の熊六       錦之助
                飛脚早助       家 橘
                白井権八       勘三郎


二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)

                      勘太郎改め勘九郎
                           幹部俳優出演


三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)

          小姓弥生後に獅子の精  勘太郎改め勘九郎
                胡蝶の精       玉太郎
                   同       宜 生
             用人関口十太夫       亀 蔵
            家老渋井五左衛門       家 橘


四、ぢいさんばあさん

               美濃部伊織       三津五郎
              宮重久右衛門       扇 雀
                宮重久弥       巳之助
                 妻きく       新 悟
                戸谷主税       桂 三
               石井民之進       男女蔵
                山田恵助       亀 蔵
               柳原小兵衛       秀 調
              下嶋甚右衛門       橋之助
               伊織妻るん       福 助

勘九郎襲名披露興行。
鈴が森、勘三郎と吉右衛門の顔合わせは確かに記憶にない。この二人、意外と役柄が被るところがある。
まあ、これは内容がどうのというのではなく、型で見せる歌舞伎だから、大物二人が出て、いいのではないか。

口上。勘三郎がよくしゃべっていた。また、初日にTVに映った画像では「これはとにかく謙虚が取り柄で」というのがあったが、それはなかった。
我當が途中から苦しそうで、勘三郎の隣だったのでどうなるか観ていて冷や冷やした。
神谷町が亡くなった直後に、勘三郎が中心となり、ちょっと大変だろうなとは思うが、いろいろと歌舞伎界に配慮した政治的に凄いなと思う列座だった。

春興鏡獅子、襲名狂言である。90を過ぎた小三山をも登場させ、賑やかな狂言となり、そつなくこなした。
新勘九郎、昔からうまいなと思う。だけど、今一つすげーっていうのが感じられない。それはこれからなのか。あるいは安定感抜群の役者になるのか。

ぢいさんばあさん、近年は、玉三郎と仁左衛門でやっているが、初役で三津五郎と福助、その分地味になったが、本来のイメージに近いのかもしれない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2012年1月の残念 | トップ | ローラン・プティのこうもり »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歌舞伎」カテゴリの最新記事