Running On Empty

Pretenderの備忘録

四月大歌舞伎 夜の部

2008-04-17 22:58:48 | 歌舞伎
歌舞伎座 1階1列15番

一、将軍江戸を去る(しょうぐんえどをさる)
 徳川慶喜 三津五郎
 高橋伊勢守 彌十郎
 宇佐見常三郎 巳之助
 間宮金八郎 宗之助
 天野八郎 亀 蔵
 山岡鉄太郎 橋之助

 新歌舞伎がなぜ未だにかかるか正直よくわかりません。三津五郎は存在感。何をやっても器用にこなします。来年は新国立で三島の近代能楽集。橋之助の山岡、新歌舞伎だと無難です。

二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
 武蔵坊弁慶 仁左衛門
 富樫左衛門 勘三郎
 亀井六郎 友右衛門
 片岡八郎 権十郎
 駿河次郎 高麗蔵
 常陸坊海尊 團 蔵
 源義経 玉三郎

 義経が花道の出て、ゾクゾクしました。こんなことは初めて。タッキーの義経、笑。富樫、口跡がイマイチですし、化粧で綺麗にしてますけど、綺麗さに欠ける。本当はこんなものなのかも知れないけど。歌舞伎では綺麗にというのが多いですから。弁慶、最前列だったこともあり、堪能いたしました。人だとは思いませんが、それなりに迫力のある、綺麗な弁慶でした。高麗屋バージョンだとどうしても何言ってるかわからない。成田屋だとお父上は声がイマイチ、息子は抑揚つけ過ぎ。そうすると、播磨屋と松嶋屋の弁慶が当代ではオーソドックスなのかもしれません。四天王も実は贅沢な布陣。

三、浮かれ心中(うかれしんじゅう)
 中村勘三郎ちゅう乗り相勤め申し候

 栄次郎 勘三郎
 おすず 時 蔵
 大工清六 橋之助
 三浦屋帚木 七之助
 お琴 梅 枝
 番頭吾平 亀 蔵
 佐野準之助 彌十郎
 太助 三津五郎
 伊勢屋太右衛門 彦三郎

 文句なしに楽しかった。やっぱり、中村屋はこういうのですよねえ。太助はやはり三津五郎です。橋之助の清六は悪くない。七之助の三浦屋帚木、まだ存在感がイマイチですが、よくやってるとは思います。パロディーも多いですし、最後の宙乗りも含めて楽しいひと時でした。笑ってていいのかって気もする内容ではありますが。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 聖路加国際病院 | トップ | 四月大歌舞伎 昼の部 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歌舞伎」カテゴリの最新記事