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Pretenderの備忘録

七月大歌舞伎 昼の部

2012-07-08 23:27:31 | 歌舞伎
大阪松竹座 1階11列9番

一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

  引窓

        南与兵衛後に南方十次兵衛       梅 玉
                母 お幸       東 蔵
                女房お早       孝太郎
                三原伝造       松 江
                平岡丹平       進之介
               濡髪長五郎       我 當


二、棒しばり(ぼうしばり)

                次郎冠者  歌 昇改め又五郎
                太郎冠者       染五郎
               曽根松兵衛       錦之助


  江戸絵両国八景

三、荒川の佐吉(あらかわのさきち)

  序幕 江戸両国橋付近出茶屋岡もとの前の場より
  大詰 長命寺前の堤の場まで

               荒川の佐吉       仁左衛門
               大工辰五郎  歌 昇改め又五郎
             丸総の女房お新       芝 雀
             仁兵衛娘お八重       孝太郎
               あごの権六       由次郎
              隅田の清五郎       錦之助
              鍾馗の仁兵衛       歌 六
              成川郷右衛門       梅 玉
              相模屋政五郎       吉右衛門

引窓、地味な役者の芝居だが、芝居そのものも地味であり、地味でもしっかりした役者が演じればいいのでは。
梅玉の十次兵衛も悪くないし、東蔵のお幸もまあまあ、孝太郎のお早はある意味、これでいいのだと思うはまり役だし、我當の長五郎も味がある。

棒しばり、錦之助の大名はやはり軽い感じ。又五郎の次郎冠者はしっかり、安定感がある。染五郎の太郎冠者も悪くない。

荒川の佐吉、仁左衛門、若々しく泣かせる芝居だ。又五郎の辰五郎も良い。芝雀のお新、この役であれば太ってもいいのだろうが。
孝太郎のお八重、やはり老け役の方が向く。すっかり老け役が多くなった歌六の仁兵衛も悪くないし、梅玉の郷右衛門も、吉右衛門の政五郎もしっかり。

大向こうがちょっと微妙な感じあり。
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