goo blog サービス終了のお知らせ 

Running On Empty

Pretenderの備忘録

生殖記

2025-06-10 13:38:00 | 読書
朝井リョウ著 小学館2024

非常に面白かった。ゲイの生殖器が語るという体裁をとりながら、現代を描く。現代の前向きな生き方に対するアンチテーゼを、科学の知見を散りばめながら、ゲイという少数者の視点をうまく利用して、論じる。若いしなやかな感性を感じることができる。ただ、この生き方は、「前向きな」人たちがいるから可能だということが背景としてあるのは忘れてはならないだろう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「人は右、車は左」往来の日本史 | トップ | 談春塾 六月 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

読書」カテゴリの最新記事