Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

外食・中食の裏技②

2008-04-12 15:07:49 | ひとから学ぶ
 『生活と自治』(生活クラブ事業連合生活組合連合会)の3月号からの「外食・中食の裏技」の続きである。
③コーヒフレッシュ
 わたしは1日に何度もコーヒーを飲む。そしてそのコーヒーは、99パーセントインスタントである。とても身体に良いとも思わないが、お茶代わりに飲んでいる。緑茶でコーヒーほどの簡便なものがあればそれを多用するのだろうが、なかなか口に合うそんなインスタント物にめぐり合わない。コーヒーも砂糖は入れないが、クリープを入れる。これを「ミルク」とは言わないが、その代用として利用しているに過ぎない。結局インスタントコーヒーそのものではいまいち口当たりが良くないから、クリープを入れることになる。インスタントではないコーヒーを自宅で飲む場合はほとんどブラックなのに、インスタントを多用する際は、こうしたクリープを入れる。

 世の中に出回っている中にミルク状のものが入った小さな容器は、「ミルク」と思い込んでいる人も多いが、実はコーヒーフレッシュという。もちろんすべてではないが、それが多いという。この原材料は植物性油を主原料として、乳化剤、カゼイン、増粘多糖類、PH調整剤、着色料といったものである。カゼインは色を白くするために使われているもので、これ以外は乳製品ではないという。記事によると、「乳化剤で油と水を混ざるようにし、増粘多糖類で生クリームのようなとろみを出します。カラメル色素で乳濁色を出すために色を付け、合成香料でミルクのにおいを出しています」という。完璧なる模造品なのである。メニューのコーヒーを依頼して、コーヒフレッシュが出てきたら勘弁して欲しいところであるし、そうした模造品のミルクが出てくるようなコーヒーは「怪しい」と思った方がよいかもしれない。むしろテーブルにコーヒーフレッシュが置いてあるような店では、コーヒーは頼まない方がよいかもしれない。

 ところで、クリープと類似品を出している森永乳業のマリームという製品がある。クリープに比較すると値段がずいぶん違う。なぜ値段が違うかといえば成分がことなる。マリームは植物性油脂、クリープは乳製品である。ようは、クリープの方がまだミルクに近いわけである。口当たりを気にして、そんな白物を入れているが、本当は多用しない方がよいとは解っている。しかし使ってしまうのは中毒のようなものである。

④ジュース
 模造品といえばジュースも似たようなものがたくさんある。そして100パーセントと言われると身体に良いと思ってしまうが、実はそうともいえない。中国産冷凍食品で話題になるように、果汁ものには輸入品か多い。記事にもあるが、濃縮還元と表示されている100パーセントジュースは、海外で濃縮されたものが多いという。りんごは中国、オレンジは言わずと知れたアメリカやブラジルである。そして濃縮されたものを還元する際に香料を添加する。そのままでは香りがなくなってしまっているからだ。100パーセントとはいうものの、怪しさ100パーセントなのである。

 写真はまったく関係ないが、駅へ向かう途中にある桜が満開である。

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