Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

七夕の道祖神祭り

2024-07-29 23:55:49 | 民俗学

旧梓川村新屋敷道祖神

 

 一昨日、稲核から穂高に向かう途中、旧梓川村の立田と丸田境「新屋敷」のバス停際に立てられていた七夕飾りを捉えたものが写真である。この飾り、令和3年7月31日にも撮影してここに記録として残している。コロナ禍であった当時と比較して、少し短冊の数が減っているのは気がかり。飾られてまだ碑が経っていないことは、竹の色から判断できる。このあたりから豊科にかけてはこの時期に道祖神の祭が行われるが、この日見かけたのはここの飾りのみ。考えてみれば7月の27日だったから、主な祭りはこれからなのだろう。

 さて飾り付けられていた短冊の願いことを確認してみた。

「うみがきれいになりますように。」
「ディズニーに行けますように。」
「はだが白くなりますように。」

この3枚のみだったが、いずれも女の子の書いたもののよう。

ここには道祖神のほかに庚申塔と徳本の名号塔が建てられているが、小さく、そして風化した馬頭観音のほかなんでもない石が転がっている、というか一緒に置かれている。これらが祭祀物かどうかははっきりしないが、道祖神の横にある丸い石は「力石」だったのかもしれない。それ以外にも小さな石が一緒にあるが、果たして道祖神に関係したものかどうか…。


コメント    この記事についてブログを書く
« 稲核風穴へ | トップ | ある道の事実 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

民俗学」カテゴリの最新記事