国道だというのに一つの明かりも見えない。午後11時ともなればそんなものなのか。田切駅から見下ろす国道は、暗がりの中にあって、外灯もないところでは真っ暗闇である。今日の電車も飲み助たちの帰りの空間とあいなる。終電に乗っていると気がつくのは、少しばかり派手な女の子たちである。必ずそんな女性の姿が1人か2人はいる。飲み屋に勤めているには帰りが早すぎることから、何をしているのか、などと詮索することもないが、普通の勤め帰りという雰囲気ではない。
近ごろ暫定のガソリン税が本気で消えるという話しになってきて、これでマジに車だよりの人たちには安心なことだろう。一度下げてしまえばこっちのもの、という感じで、いきなり25円も税金を取るなんていったら国民は許さないだろう。先日も報道番組で、道路特定財源が必要だといいながら、その財源が有効に使われているのかどうか、などという検証をしていた。高規格道路なるものが造成され、一部供用開始されたようなところの報道で、地域住民は「こんな道いらない」などという言葉を発する。短い時間に報道の意図通りに編集すれば、皆が「いらない」と言っているようにも聞こえるが、そんなことはないだろう。しかし、現実的に開通した道路を車が走っていなければ、「こんな道はいらない」と証明しているようなものだ。造る前はそれほど「いらない」などという言葉が聞こえなくても、意外に開通後には「なんでこんな道造ったんだ」みたいなことを言ったりするものだ。できた以上は地域が必要と判断されたもののはずなのに、手はずを踏んだはずでもそんなことは珍しいことではない。極端な世の中だけに、少しでも渋滞すれば「渋滞解消」などという言葉を口にする。夜になれば車のライトすらまばらな道だというのに、再び広いバイパスを造ろうとするのだから、バカげた話しである。
とそんなことをメモをした数日後の休日である。同じ田切駅に真昼間に到着した電車から、その国道の様子をうかがう。田切駅はかつて漫画のR人間の舞台にもなった駅だが、今はそんなカーブから移動して、駅は見晴らしのよい高盛土の上にある。だからその下を通る国道を数百メートルにわたって見晴らすことができる。この国道が見晴らせるようになって駅に電車が停まり、また国道が見えなくなるまではものの1分もあるかないかといったところであるが、その間通過した車は5台程度。ほとんど車が走らない。わたしにもその光景は意外であった。確かに休日ということもあるから少なくても仕方ないのだが、これほどとは思わなかったのだ。朝の通勤時は、この先の信号機から駅の辺りまで渋滞する姿を見るが、本当に一時だけのことなのだろう。それをもってして渋滞を解消するためにバイパスを造ろうなんていったら笑ってしまう。発想を間違えているとしか言えない。なぜ解消する方法が「道を造る」なのだろう。渋滞しないような地域連携が絶対できるはずなのに、それをせずに「道が欲しい」などという考えはバカげた話しを超えている。そして現実な話しとして、この駅から見えるところにバイパスを造るという。真っ暗な田切駅の下の道は、おそらく10年余で幹線道路の役目を終えることになる。こんな真っ暗な道路で昼間も真っ青になりそうな道路なのに・・・。
近ごろ暫定のガソリン税が本気で消えるという話しになってきて、これでマジに車だよりの人たちには安心なことだろう。一度下げてしまえばこっちのもの、という感じで、いきなり25円も税金を取るなんていったら国民は許さないだろう。先日も報道番組で、道路特定財源が必要だといいながら、その財源が有効に使われているのかどうか、などという検証をしていた。高規格道路なるものが造成され、一部供用開始されたようなところの報道で、地域住民は「こんな道いらない」などという言葉を発する。短い時間に報道の意図通りに編集すれば、皆が「いらない」と言っているようにも聞こえるが、そんなことはないだろう。しかし、現実的に開通した道路を車が走っていなければ、「こんな道はいらない」と証明しているようなものだ。造る前はそれほど「いらない」などという言葉が聞こえなくても、意外に開通後には「なんでこんな道造ったんだ」みたいなことを言ったりするものだ。できた以上は地域が必要と判断されたもののはずなのに、手はずを踏んだはずでもそんなことは珍しいことではない。極端な世の中だけに、少しでも渋滞すれば「渋滞解消」などという言葉を口にする。夜になれば車のライトすらまばらな道だというのに、再び広いバイパスを造ろうとするのだから、バカげた話しである。
とそんなことをメモをした数日後の休日である。同じ田切駅に真昼間に到着した電車から、その国道の様子をうかがう。田切駅はかつて漫画のR人間の舞台にもなった駅だが、今はそんなカーブから移動して、駅は見晴らしのよい高盛土の上にある。だからその下を通る国道を数百メートルにわたって見晴らすことができる。この国道が見晴らせるようになって駅に電車が停まり、また国道が見えなくなるまではものの1分もあるかないかといったところであるが、その間通過した車は5台程度。ほとんど車が走らない。わたしにもその光景は意外であった。確かに休日ということもあるから少なくても仕方ないのだが、これほどとは思わなかったのだ。朝の通勤時は、この先の信号機から駅の辺りまで渋滞する姿を見るが、本当に一時だけのことなのだろう。それをもってして渋滞を解消するためにバイパスを造ろうなんていったら笑ってしまう。発想を間違えているとしか言えない。なぜ解消する方法が「道を造る」なのだろう。渋滞しないような地域連携が絶対できるはずなのに、それをせずに「道が欲しい」などという考えはバカげた話しを超えている。そして現実な話しとして、この駅から見えるところにバイパスを造るという。真っ暗な田切駅の下の道は、おそらく10年余で幹線道路の役目を終えることになる。こんな真っ暗な道路で昼間も真っ青になりそうな道路なのに・・・。