【2014/10/03 19:34、FさんからのMLメール】
Fです。
巨大防潮提の「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」の陳情が、先程17時45分、宮古市議会 本会議 で可決されたと I 議員から連絡を頂きましたのでご報告致します。宮古市から正式に、以下が県に対し要請されます。
鍬ケ崎防潮堤整備計画の詳細な説明を求める決議
(趣旨)
鍬ケ崎防潮整備計画について、岩手県と宮古市は宮古市民に対しての説明が十分であるとは言い切れないことから、詳細な説明を求めるものである。
(理由)
岩手県は、平成25年11月22日に「鍬ケ崎~日立浜町の防潮堤事業説明会」を開催しているところではあるが、防潮堤の構造や強度、事業の進捗状況など、宮古市民に対する詳細な説明が十分とは言い切れない。
よって、岩手県及び宮古市においては、鍬ケ崎防潮堤整備計画に対する宮古市民の理解を更に深めるとともに市民が抱く不安を取り除くため、詳細な説明を行うよう求めるものである。
以上、決議する。
【返信メール=「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」から】
Fさんへ
宮古市議会の英断「鍬ヶ崎防潮堤整備計画の詳細な説明を求める決議」のMLへの紹介ありがとうございます。 ※ ML:国予算の流用化問題メーリンググループ
>「説明が十分であるとは言い切れない」
などと、もって回った言い方に決議文起草者の(決議には疑問なのに…という)苦渋が見て取れますが、一方では、鍬ヶ崎防潮堤を宮古市の一地区の問題というように偏狭的にではなくきっぱりオール宮古市の問題としてとらえる市議会議員という矜持も見える決議文であるように思いました。何はともあれ、この宮古市議会の決議によって「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」の活動の大きな山場がクリアされた事になります。 I 議員、T 議員等賛成論客の市議会議員のみなさん始め Fさん、Oさん、Kさん、そしてMLのみなさん、広く宮古市民のみなさんに深く感謝を申し上げます。活動の山場だけでなく「会」としての認知もクリアされたようでほっとしております。
>「詳細な説明を行うよう求めるものである。」
一番の事は何と言ってもこのことです。しかしこの事は、現状、鍬ヶ崎住民に対して、県と市は防潮堤の説明を、まだ、行っていないという事の現れです。1回、説明会があったという事になっていますが宮古地域で、また鍬ヶ崎地区で鍬ヶ崎の防潮堤に関する説明会が開かれたという気配(実感)は市民の間には全くないのです。将来住民投票でも行われる事になれば鍬ヶ崎、鍬ヶ崎とだけ言ってはいられないと思うのですが…。 直立式(逆T字型)とは? 防潮堤の防災効果は? 防潮堤の安全性は? 景観の変化は? 生業(なりわい)は? 住民の心象変化は? われわれの勉強会を含めてこれらの「説明」は今からほとんどゼロベースで始めなければならないと思います。ここから始まり、ここから始めなければならないものと思います。引き続きみなさんのご支援をお願いいたします。
>宮古市から正式に、以下が県に対し要請されます。
そうではなく、宮古市議会から、宮古市と岩手県に要請されるという事です。市議会前川昌登議長から山本正徳市長と達増拓也知事に対してです。あのハキハキした市の担当者はどんな立場を取るのでしょうね? これまで宮古市のスタンス(立場)は防潮堤でも水門でも不可解なものでした。いうならば「それは宮古市ではなく岩手県の問題」というような…ハキハキ無関心の立場でした。これからはそうはいきません。今回の決議で目を覚ましてもらわなければなりません。まさにわれわれや宮古市議会と同じ立場で自分自身と岩手県に突っ込みを入れてもらわなければならなくなったのです。必要があれば国に対してもです。まさに貴女の言うようにです。
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