磯鶏（そけい＝宮古市）の防潮堤工事

海も見えず…対岸の山並みも遮断されて…

 

あと、磯鶏のヨットハーバーのところの防潮堤のかさ上げが始まっていました。
今は骨組みの状態ですが、水産高校前の国道４５号線からは、重茂の山が防潮堤で隠れると思います。
写真は別のカメラにありますので、後日お送りします。

 骨組みのてっぺんまでコンクリートになって、山も見えなくなって、空もちっちゃくなると想像した途端気持ち悪くなりました。  コンクリートの１０メートルの塀って、暗くて圧迫感があってほんと、気持ち悪いですね。（12/9　K.F さん）

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磯鶏の防潮堤　1（撮影：宮古市 K.F さん）

お待たせしました。
これは、ヨットハーバーの入り口からとった写真です。
水産高校の刈屋商店の向かい側です。
ちょうど鉄筋が、重茂の山を隠す高さで、ほんとに品がない建て方をします。

（2014.12.14　K.Fさん）

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磯鶏の防潮堤　2（撮影：宮古市 K.F さん）

こちらは、ヨットハーバーの方に入って裏から撮った写真です。
田老の防潮堤のことでブログ管理人さんがご指摘していた事と同じな条件かどうか、分からないんですが、既存の防潮堤の上にコンクリートで付け足そうとしています。
写真を見ると鉄筋は、田老と違っていっぱい入っていると思われますが、意外と元の傾斜の防潮堤＝台形の防潮堤からの高さがあるので（場所によって）、この防潮堤を超えないような高さの津波でも、（津波にはすごい力があるので）この防潮堤は薄いし太い杭も無いので、壊れそうだなと思いました。

（2014.12.14　K.Fさん）

さすが観察眼がいいですね。力を見抜く人にはバランスの悪さが見え見えですね。ほんとうに田老第一防潮堤のかさ上げ工事（パラペット工法）と同じだと思います。こちらはかさ上げ部分が大規模になるので鉄筋コンクリート壁（基礎？）で下から支える作りになっていますね。基礎の効果があるかどうか分かりませんが鉄筋をいっぱい入れれば丈夫に見えるのではないかという根拠のないアバウト工法でやっているようです。かさ上げ部分のメッシュ状鉄筋の壁も、これから型枠をまわして生コンクリートを流し込みます。仕上がりは立派に見えても頭でっかちのかさ上げ部分とたよりない傾斜部分は全体を支えるものがなく一体で津波にもろい構造（既存防潮堤への寄りかかり）である事は分かると思います。転倒骨折剥離崩壊…

田老第一防潮堤のかさ上げ工事
（パラペット工法） 

藤の川　問題は更に藤の川防潮堤計画が岩手県によってこのような工法で計画されているという事です。かさ上げでも防潮堤でも鉄筋を編んでコンクリートを流し込んで上部構造を支える工法では、基礎を強固にしようと設計すれば、それだけに周囲の自然環境に鉄筋やコンクリートを張り付け、下の砂浜に杭や鋼板やコンクリートパイルを打ち込む事になります。オアシスのような小さな海水浴場はあっという間になくなりますね。藤の川の砂浜、岩礁にはそれがどんなに小さくても小さなスペースでも絶対的に手を加えてはなりません。自然は現状やっとのおもいで、そこで持ちこたえているのですから…。人が出来る事は現状維持か迂回路しかないと思います。津波は防げないと知るべきです。（12/15　ブログ管理人）

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磯鶏の防潮堤　3（撮影：宮古市 K.F さん）

ちゃんと、被害をほんとに防いでくれた小山があります。この小山の裏の民家は今でも解体されることなく全部残っています。民家は浸水しても、根の張った木々と適度な傾斜によって津波は破壊力の無い津波に変わっていたのでしょうか。
この小山の上を１００人、２００人が避難しやすくするように整備してみるとかしてほしいと思いますが、全く手付かずです。

（2014.12.14　K.Fさん）

津波避難としては最適だと思います。避難訓練を重ねて避難路とか避難所、そしてキャパシティや地区割とか固めていくべきです。頂上に避難シェルターを計画しても大した予算ではないと思います。地元ではある程度すでに目算に入っていると思います。お話を聞いてみたいものです。（管理人）

それにしても貴女が気持ち悪いといった10mの壁。恐ろしいばかりですね…
その高さも脆弱さもそうですが、既存防潮堤との一体デザイン的ごまかしが恐ろしい。 

確かに、これで安心という人もいるのですね…