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2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。 藤田幸右(ふじたこうすけ) 管理人

第3回勉強会(2)

2014年11月16日 | 鍬ヶ崎の防潮堤を考える会

第3回勉強会(11/9 なあど)


前ページ1)2)からつづく



3)会場からの質問や意見はきびしいものであった

このような疑問や不安に応えないで岩手県はなぜ工事の強行を進めるのか?

 

・プレキャスト工法は傾斜式の一体型と違って、ブロックなどをつなぐ「鉄筋」の入り方や接着剤などによる「接続」が信頼できない。地震や津波でふにゃふにゃになるのでは?

 

・防潮堤のメンテナンス。逆 T 字形の危険なところは厚くするとか、即対応しなければならないのではないか。


・プレキャスト(工法)は鉄筋を入れるだけでなく、接続するものも詰めて丈夫に。防潮堤が折れないように。(?)グラウト剤?

 

・水門の管理。防潮堤の陸閘の開閉は誰がするのか? 消防団はこのような多くの数をこなす事は出来ない。また遠隔操作の話もあるようであるが他の場所での事例では有事に動かず、ことごとく失敗をしている。

 

・「防潮堤のメンテナンス」や「水門開閉の管理」などは一カ所の組織や機関で統括して運用しなければならないのでは?

 

・鍬ヶ崎の防潮堤の場所場所の弱いところは地元では分かっているので(地元に聞いて)厚くするなり補強してほしい。全国均一だからといって押し付けるのではいけない(拍手)

 

・浄土ヶ浜への途中道路。防潮堤沿いの道路は浄土ヶ浜へのエントランスロードである。防潮堤のような人工の浜ではなく、長崎のハウステンポスのような楽しい道草の風景のような作りにするべきである。

 

・観光客も分かる避難道路を。防潮堤と避難道路は平行して作ってもらいたい。

 

・許されない県の避難の考え方だ。3.11のような想定される巨大地震には直立式防潮堤は耐えきれない(ある程度の抵抗力はあるが)ので、そのような津波の場合は避難してほしいというが…。防潮堤にせよ避難という事にせよそのような考え方は無責任な考え方ではないのか?


・防潮堤の窓は必要ない。鍬ヶ崎の人がなぜそんなものを覗(のぞ)かなければならないのか。


・メンテナンス経費は県が負担するというが、役人の約束では本当かどうか分からない? 文書にして残してほしい。


・防潮堤を跨(また)ぐ避難橋に多くの疑問の声が寄せられていた。また防潮堤を跨ぐ車道の設置やその危険性にも意見が集中した。


・(このような疑問に県側は答える事が出来なかった。このような疑問が出る事自体が防潮堤計画のずさんさを示すものであるが、会場から拾いきれなかった疑問・質問は分かり次第順次掲載するようにする)


 


 次ページ 4)につづく











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